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Latest Information 2015年07月号(Vol.454)

【新製品情報】ステンレス鋼の摩擦攪拌(かくはん)接合が可能に

開発した接合ツール
開発した接合ツール
開発した接合ツールを用いたオーステナイト系ステンレス鋼の接合の例
開発した接合ツールを用いたオーステナイト系ステンレス鋼の接合の例

(株)アライドマテリアルは、日本アイ・ティ・エフ(株)、および東北大学大学院工学研究科材料システム工学専攻の佐藤 裕准教授、粉川 博之教授と共同研究を行い、オーステナイト系ステンレス鋼の摩擦攪拌接合(以下、FSW)を可能にする高寿命なタングステン系接合ツールの開発に成功しました。

本ツールは、高価な元素を使用しない低コストのタングステン合金に耐摩耗性に優れるセラミック被膜をコーティングすることで、ツールに下記のような特長を持たせ、現在最有力とされるツールよりも低価格を目指しながら、従来の低価格ツール材料に比べて高い耐久性と高寿命化を実現しました。

鉄鋼の中でも最もFSWが困難であったオーステナイト系ステンレス鋼において、接合深さ4mmで10m以上の線接合ができることを確認しました。開発したタングステン系ツールは、ステンレス鋼の他、炭素鋼、高張力鋼、低合金鋼、そして銅合金などのFSWにも有効で、電力および化学プラント、鉄道車両、真空容器を使用する半導体製造装置などの産業分野への展開が期待されます。

特長

●タングステンにセラミック粒子を分散させ、その種類や添加量を最適化して優れた高温強度、高い靭性、および高い耐熱衝撃性を実現。

●セラミック被膜の膜質と密着力を制御して高い耐摩耗性を実現。

(株)アライドマテリアル

【受賞】光通信ネットワークの構築に欠かせない高品質な光ファイバの量産性に優れた製造法である「VAD法」が世界的に権威のあるIEEEマイルストーンに認定

IEEEより贈呈された記念の銘板
IEEEより贈呈された記念の銘板

当社と日本電信電話(株)、古河電気工業(株)、および(株)フジクラの4社が共同で研究開発・普及促進した「高品質光ファイバ量産製法として用いられるVAD法(1977年-1983年)」(※1)の功績が、世界規模での急速な光通信ネットワーク構築に貢献したとして、電気・電子・情報・通信の技術分野における世界最大の学会であるIEEE(※2)より、世界的に権威のある「IEEEマイルストーン」に認定されました。

VAD法は現在、世界で最も多く採用されている光ファイバ量産法です。世界で生産されている通信用光ファイバの約60%はVAD法を基本技術として製造されており、今日の情報通信社会の基盤である光通信ネットワーク構築に大きく貢献しています。

今後も世界をリードする技術を通じて、社会や産業、学術の発展に寄与していくとともに、安心、安全で豊かな社会の創造に貢献していきます。

5月21日に東京で開催された「IEEEマイルストーン贈呈式」
5月21日に東京で開催された「IEEEマイルストーン贈呈式」
※1
高品質光ファイバ量産製法として用いられるVAD法(1977年-1983年):正式名「Vapor-phase Axial Deposition Method for Mass Production of High-quality Optical Fiber, 1977-1983」
VAD法:Vapor-phase Axial Deposition Method(気相軸付け法)
※2
IEEE:IEEEは”アイ・トリプル・イー”と読み、Institute of Electric and Electronics Engineersの略。

■IEEEマイルストーンとは

IEEEにより、電気・電子・情報・通信分野における画期的な技術革新の中で、開発から25年以上にわたり国際的に高い評価を受けてきた技術革新の歴史的業績を称える表彰制度として1983年に設立されたものです。

過去の受賞例では、19世紀における電話やエジソン研究所(※3)、マルコーニの無線通信(※4)など、近代化の基盤となった歴史的施設・技術や、20世紀では、テレビ、コンピュータ、インターネットなど情報通信を支える技術が認定されています。

※3
エジソン研究所:エジソンらが白熱電球、発電機、レコードなど数々の新技術を開発した研究所。
※4
マルコーニの無線通信:1895年にマルコーニが世界で初めて無線電信の実験に成功。無線通信の幕開けとなった。
光通信事業部、光通信研究所

【お知らせ】エコマリン®電解型バラスト水処理装置のIMO G9最終承認取得

当社と日立造船(株)は、電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-EC」を共同開発してきましたが、このほど、IMO(International Maritime Organization、国際海事機関)が「活性物質を利用するバラスト水管理システム承認のための手順(G9)」で定める最終承認(FA)を取得しました。

両社は、2012年12月に「エコマリン技術研究組合」を設立し、当社のフィルタ技術と日立造船(株)が有する電解技術ならびに舶用関連事業における知見を最大限に融合させ、環境への負荷が少ない低消費電力で高性能な電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-EC」(定格処理量500m3/h)を開発してきました。今回のIMOの最終承認取得を受け、2016年度中に国土交通省の型式指定の取得を目指しています。

バラスト水フロー図 漲水時 排水時
新規事業マーケティング部、新領域技術研究所

【受賞】(株)デンソーの仕入先総会において、「特別賞」を受賞

当社は、5月18日に開催された(株)デンソーの仕入先総会において、「特別賞」を受賞しました。(株)デンソーの加藤取締役社長から当社、常務取締役の牛島 望に、表彰盾が授与されました。本受賞は、大型案件への生産対応力、成形体加工技術採用などの先進性が評価されたものです。今後もさらなる開発力・生産対応力向上に努めていきます。

焼結製品事業部

【受賞】「平成27年度文部科学大臣表彰・科学技術賞(開発部門)」を受賞~「超高圧長距離直流送電用架橋ポリエチレン電力ケーブルの開発」にて~

(株)ジェイ・パワーシステムズ(以下、JPS)の執行役員の片貝 昭史、技術本部の村田 義直が、4月15日に平成27年度文部科学大臣表彰において、「超高圧長距離直流送電用架橋ポリエチレン電力ケーブルの開発」にて、科学技術賞(開発部門)を受賞しました。本賞は、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果を収めた人について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる人の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的として設けられたものです。

本ケーブルは、北海道と本州をむすぶ連系送電線(±250kV)に採用され、2012年に海底部と陸上部を合わせて約45kmのケーブル布設工事を無事完了し、実用に供されています。本プロジェクトの完遂により、製造管理、品質検査、製造布設なども含めた、直流送電システムとしての実用化を達成しました。

※今回の受賞は、大木 義路氏(早稲田大学)、伊藤 康雄氏、佐々木 英隆氏(電源開発(株))との共同受賞となっております。

(株)ジェイ・パワーシステムズ

【お知らせ】英語による「楽々Workflow®IIクラウドサービス」お問い合わせ対応サービスを開始

住友電工情報システム(株)は、クラウド型ワークフローシステム「楽々Workflow®IIクラウドサービス」をご利用のお客さま向けに、英語によるお問い合わせ対応サービスと路線検索サービスを4月より開始しました。

「楽々Workflow®IIクラウドサービス」は、初期投資やインストール・メンテナンス作業が不要で、月額利用料のみですぐに利用できるクラウドサービスとして、2012年10月よりサービスを開始し、多数のお客さまに導入いただいています。今回、英語でのお問い合わせに対応することで、お客さまのグローバルな業務の迅速化、効率化に貢献します。なお、お問い合わせ対応サービスは専用のWebサイト(サポートサイト)上で提供し、お問い合わせの登録は24時間可能です。

住友電工情報システム(株)

【展示会】「第2回 ワークスタイル変革EXPO」に出展

7月8日(水)から10日(金)の3日間、東京ビッグサイトで「第2回 ワークスタイル変革EXPO」が開催されます。企業にコスト削減・生産性向上・営業力強化が求められる中、「ワークスタイル変革」に高い注目が集まっています。本展示会はこの「ワークスタイル変革」に特化した専門展です。住友電工情報システム(株)は、文書管理・共有システム「楽々Document® Plus」、Webワークフローシステム「楽々orkflow®II」などをご紹介します。当社のブースへのご来場を心よりお待ちしております。

公式サイト
http://www.ws-expo.jp/
会期
7月8日(水)~10日(金)
会場
東京ビッグサイト
ブース番号
西80-82
出展製品
「楽々Workflow®II」、「楽々Workflow®IIクラウド」、「QuickSolution®」、「楽々Document® Plus」
住友電工情報システム(株)

【展示会】「Electric MYANMAR 2015」に出展

8月13日(木)から15日(土)の3日間、ミャンマー・ヤンゴンにおいてミャンマー最大規模の電気・発電関連の国際展示会「Electri MYANMAR 2015」が開催されます。

当社は、超高圧送配電用ケーブル、低中圧建設用ケーブルなどを出展します。

公式サイト
http://myanmar-electric.com/
会期
8月13日(木)~15日(土)
会場
Tatmadaw Hall ミャンマー・ヤンゴン) 
ブース番号
4~5
出展製品
超高圧送配電用ケーブル、低中圧建設用ケーブル、鉄道車両・クレーン用接触電線、光ケーブルなど
営業企画部

【展示会】「IDF15 San Francisco」に出展

8月18日(火)から20日(木)の3日間、米国・サンフランシスコで各分野の技術者が集まり、インテル製品やインテル製品を使った製品が一堂に集まる国際的な展示会「IDF15 San Francisco」が開催されます。当社は、Thunderboltケーブルなどを出展します。

公式サイト
http://www.intel.com/content/www/us/en/intel-developer-forum-idf/san-francisco/2015/idf-2015-san-francisco.html
会期
8月18日(火)~20日(木)
会場
モスコーニ・ウエスト コンベンションセンター
ブース番号
Thunderbolt community
出展製品
Thunderboltケーブルなど

Thunderboltは、米国 Intel Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。

電子ワイヤー事業部

【お知らせ】第23回「一筆啓上賞」を住友グループが後援

一筆啓上賞

住友グループ広報委員会では、今年も住友家初代住友 政友(1585~1652年)の出身地である福井県坂井市丸岡町の「公益財団法人 丸岡文化財団」が主催する日本一短い手紙のコンテスト「一筆啓上賞」を特別後援します。

今回のテーマは「うた」です。1~40文字までの短い書簡に込められた皆さまの日本一短い「うた」の手紙文を奮ってご応募ください。

締め切り
2015年10月9日(金)(消印有効)
応募方法
応募用紙または便せんサイズの用紙を使用し、必ず封書で応募してください。(用紙内に住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記)封書1 通につき1 作品とし、応募点数に制限はありません。
宛先
〒910-0298 福井県坂井市丸岡町 一筆啓上賞「うた」係
入賞作品発表
2016年1月
公式サイト
http://maruoka-fumi.jp/
広報部

【お知らせ】被災地応援マルシェ開催について

被災地応援マルシェ

東日本大震災の復興支援の一環として、5月27日(水)と28日(木)に、当社と住友化学(株)との共催による被災地応援マルシェを、両社の大阪本社がある住友ビルで開催しました。

本マルシェは、今回が7回目の開催であり、青森県、岩手県、福島県、宮城県の物産(麺類、お菓子類、海産物加工品、ジュース、日本酒など)を販売し、大勢の方々が来訪され、盛況でした。

人事総務部

【その他】小西選手がアジア陸上競技選手権大会で優勝!!

小西選手

6月3日(水)から7日(日)に中国の武漢で開催された『第21回アジア陸上競技選手権大会』に、当社陸上競技部の小西 勇太選手が、男子400mハードル日本代表選手として出場し、49秒58で優勝、見事金メダルを獲得しました。皆さまの温かいご声援、ありがとうございました。

人事総務部

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