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住友電工 120年の歴史

住友電工は、2017年4月に120周年を迎えます。これを機に当社の歴史を振り返る企画をスタートしました。最終回となる今回は、当社の源泉ともいえる銅技術を活かしながら、新しい製品・技術の開発にも挑戦してきた、現在に至る約20年間の歴史をご紹介します。

【第6回】2001年~2017年

2007年

世界初 実系統における長尺超電導ケーブルの長期運転に成功

米国ニューヨーク州Albanyにある2つの変電所間に、当社が製造した約350mの超電導ケーブルを敷設し、超電導ケーブルの長期通電試験を実施しました。実際に使用されている電力線路で、2006年7月から約9カ月間、約7,000時間にわたって、7万世帯への電力供給に成功しました。超電導ケーブルは、電気抵抗が少なく、送電中のエネルギー損失が小さいため、省エネの面からも期待されており、本試験にてその安定性・信頼性を実証しました。

2008年

「北海道洞爺湖サミット記念環境総合展2008」で、超電導電気自動車出展

超電導電気自動車外観
超電導電気自動車外観

世界初となる超電導電気自動車を出展し、本技術がCO2削減などの環境問題に大きく貢献できる可能性を示しました。

四阪島海底ケーブル工事完工

愛媛県新居浜市の沖合約19kmに位置する四阪島への海底ケーブル更新工事を実施しました。当社は1922年にも四阪島へ当時世界最長の海底ケーブルを布設しています。当時の成功を起因として、その後多くの電力ケーブルの布設に携わりながら築き上げてきた経験が現在の当社の技術・サービスにつながっています。

2014年

欧州次世代送電網構築プロジェクト向けケーブルの製造を受注

大阪製作所で製造した海底ケーブル
大阪製作所で製造した海底ケーブル

欧州では、電力市場を活性化させる次世代送電網の構築を促進するプロジェクトが進められています。欧州全土を結び、再生可能エネルギーの大規模導入などを目的としており、当社はモンテネグロとイタリアを結ぶケーブルの製造を受注しました。2016年12月には、長さ約120kmの海底ケーブルが、当社大阪製作所からイタリアに向けて出発しました。

2015年

世界最大級レドックスフロー電池実証運転開始

当社横浜製作所のレドックスフロー電池
当社横浜製作所のレドックスフロー電池

当社は北海道電力(株)と共同で、北電南早来変電所に世界最大級の規模のレドックスフロー電池を設置し、実証実験を開始しました。風力発電や太陽光発電の出力変動に対する新たな調整力としての性能実証や最適な制御技術の開発などを目的としており、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大に向け取り組んでいます。

2017年

当社創業120周年


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