2008年 SEPM
SEPMは、1988年マレーシアの第2都市ジョホール・バルに小規模生産拠点として誕生しました。電子ワイヤーとフラットケーブルの両事業部で着実に実績を伸ばし、当初の親会社シンガポールSEPS社から10年前に生産部門を完全移管、現在では従業員740名と4工場を有するまでに成長しています。照射架橋電線の大型設備を保有し、太い耐熱電線を製造することができる数少ない拠点で、自動車用途の太物電線の需要が堅調に伸びております。また、環境要求の高まりでハロゲンフリー電線への転換が急速に進んでいます。これら輸出用製品のほか、フラットケーブルは約7割をマレーシア国内向けに生産しています。 マレーシアは、マレー系、中国系、インド系民族が混在する多民族国家です。全く違うアイデンティティを持つ民族を束ね指導していくわけですが、人種で区切ることなく、能力で評価する方針を徹底しています。女性の多さ(従業員全体の7割)も特徴で、工場長、マネージャーといった管理職の中にも現地女性スタッフがイキイキと活躍しています。
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