2008年07月30日 08:55 FORTUNE誌の『GLOBAL 500』


 今年も恒例のFORTUNE誌が選出する『GLOBAL 500』という世界の大企業番付が発表になりました。
 全世界の企業をその売上高(2007年度)の大きさでランキングしたものであり、企業の総合力を表すものではないとは言いながらも、気になる番付であります。掲載されることで、少なくとも規模として認めてもらうことはできますし、何より順位の上下でこの1年間の企業の成長を計ることができるので、毎年注目されています。


 今回の、住友電工の順位は383位。残念ながら、少々順位が落ちてしまいました。
 昨年が344位、一昨年は366位ですから、概ね順調であった当社の2007年度企業業績から考えるともっと上位がねらえるのではと密かに思っていただけに、結果に対しては若干失望しています。


 簡単に分析してみると、結果はドル換算での順位だけに、例によって為替が大きく影響を与えているようで、他の通貨に対してドル安が進行する中で、円だけはさほど円高に振れず、結果的には米国と日本の企業の相対的な低下が目立っています。そして、両国の経済環境がやや不安含みであったことも事実でした。
 国別のランキングでは、断トツの1位、2位の両国ですが、ユーロ圏諸国、中国を初めとする新興国等の企業の伸びを見ていると、グローバル化の一層の進展とその中で経営の舵取りをいかに行うべきか、年々当社を取りまく環境は厳しくなっているとため息の一つもつきたくなりますね。


 ランキングの周囲を見渡すと、住友電工はドル換算で9%超も売り上げを伸ばしているのに、世界企業では二桁の伸びが当たり前で、インドの銀行のように40%以上伸びたような企業も散見されます。
 老舗企業ながらランキング外に落ちた日本企業もあるようですが、まだまだこれから頑張って日本の底力を見せていきたいですね。


 その中で、
1位ウォルマート 2位エクソンモービル 3位ロイヤルダッチシェル 4位BP 5位のトヨタ 今回はここまでが、当社規模の10倍を越える巨大企業グループです。(去年は5位にGMがありましたが、9位に後退しました。)
「上には上」の企業グループですが、仰ぎ見ることはできます。
去年も書きましたが、わたしたちが目指すGlorious Excellent Companyの実現に向けて、事業規模の拡大は住友電工グループの健全な発展のために追求すべき最重要なテーマの一つであります。
 これからも、このランキングに掲載され続けるように、そしてさらに上位で掲載されるように、グローバルな視野のもとに、経営努力を続けていきたいと思っています。

2008年07月23日 08:57 山形銀山温泉の旅


 昨年、株主総会を無事終えた直後に、仲良し四人組が夫婦共々、北海道釧路湿原に遠路足を伸ばし二泊三日の旅を楽しんだことは、このブログに掲載致しました。


 そして今年は、山形銀山温泉旅行を企画し、昨年同様株主総会終了後の7月5日から6日にかけて“なんでも放題”旅行を実行しました。
 四家族のまとまりと日頃のお付き合いの気安さから、言いたい放題、飲み食べ放題、そして遊び放題でありますが、ストレスの多い日々を過ごしているせいか、お互いの立場、気持ちを十分理解しており、お神酒もはいりますと話しは尽きず、とても有意義な旅行です。
 幹事役は順番で担当することにしています。


銀山温泉にて 日程の構成は大体決まっており、男性組には必ずゴルフがはいり、その間ご夫人がたは観光と相成ります。それ以外の時間は、夫人連共々名所旧跡を訪ねることにしています。


 今回のメインプログラムは、大正浪漫の雰囲気が漂う銀山温泉泊、400年の歴史があった銀山の見学、そして“五月雨をあつめてはやし最上川”の最上川下りでした。
 この芭蕉の「奥の細道」屈指の名句、実は、“五月雨をあつめて涼し最上川”がオリジナルで、長逗留した尾花沢での連句会にて、発句として主人の手厚いもてなしへの感謝を表現しており、それに応じた主人の“岸にほたるを繋ぐ舟杭”という脇句も、芭蕉の逗留をほたる<光>に見立てて洒落ています。


佐藤錦さくらんぼ狩り 我々も、もう少し舟杭に繋がっていたいところでしたがそうも行きません。
 夫人連は、他に佐藤錦さくらんぼ狩り、“閑さや岩にしみ入蝉の声”と1015段の石段を登りたどり着く立石寺(山寺)も日程にはいっており、大変タイトな内容でした。


 流石、私ども年代が旅に求める多様性を象徴しているようで、ただ苦笑するばかり。


銀山川をバックに ここで、銀山温泉について少し記してみます。
 花笠音頭の発祥地尾花沢にある銀山温泉は、川巾5~6mの清流銀山川の両側に木造の三層四層の旅館が14軒、軒を連ねています。こぢんまりとして長湯治もできる旅館もあり、日も暮れますとガス灯がともり、タイムマシーンに乗って大正時代に戻った様な気分になります。大正時代は勿論経験したこともありませんので、“本当か”と問われれば、確信をもって“Yes”とは答えられませんが、現代的でないことは確か。
 宿泊客が涼を求めて石畳を散歩する下駄の音が、部屋の中まで聞こえ、昔懐かしいかじかの声が、山あいの夏の夕べを演出してくれました。
 ちなみに、私どもは一番古い『能登屋旅館』に土曜日に宿泊しましたので、銀山温泉街が主催する正統花笠音頭の踊りを、銀山川にかかる橋の上で夜の更けるのを忘れて楽しんだ次第。
 以上、命の洗濯旅行の報告と致しましょう。

2008年07月18日 09:24 住友電工グループ・パートナーズ・ミーティング


 4日に、住友電工グループのパートナーズ・ミーティングを開催しました。我々の事業にとって欠かせないパートナーである、主に原材料、部品、設備等を納入して頂いているお取引様をお迎えして、グループの購買関係者との交流を図って頂くとともに、当社グループの長期戦略や調達方針をご説明する場として、今回新たにスタートすることにしました。住友電装を始め東海ゴム、日新電機等主要なグループ会社のお取引先様にもご出席頂いております。
 企業を取りまく環境は、ダイナミックに変動していますが、その中でも原油や鉄鉱石、銅、レアメタルその他に至る、まさに資源の奪い合いとも言うべき、憂慮すべき状態が続く中、企業としての社会的責任である製品の安定供給を行うために、パートナーとなる企業の方々との交流が出来たことは非常に有意義であったと思います。


12 VISION説明中 当日は第一回目ということもあって、私から「住友電工グループ 12 VISION」について短い時間ではありましたが説明を致しました。
 また、資材調達方針のほか、研究開発の動向についても担当役員より伝えましたが、短い時間で全ての説明を行うことはなかなか難しい部分もありましたので、今後も様々な形で誠意を尽くして、情報や価値観の共有を図っていきたいと考えています。


 また、今回は出来ませんでしたが、こういうミーティングで一方的押しつけは許されません。参加の方々からも意見が伺えるようなインタラクティブなものとなるように、内容についても色々改善を重ねていきたいと思っています。


パーティー風景 プレゼンテーション終了後は、粗餐ながら立食パーティーにて、しばし参加頂いた皆さんと懇談を致しました。出席者数は200人を大きく超える規模だけに、残念ながら全員と親しくお話しさせて頂くのは不可能でしたが、それでも初めてご挨拶することが出来た方も多く、喜んでいます。


 立食パーティーの良さは、このように比較的多くの人と話を交わすことが出来る点だと思います。今回のパーティーでも短時間ではありましたが、大いに会話を楽しむことができました。
 次回を楽しみにしたいと思います。

2008年07月15日 09:17 超電導電気自動車のインパクト(3)


 超電導自動車は、6/19~21に行われた北海道洞爺湖サミット記念「環境総合展2008」に展示され、また実際に会場で試乗もしてもらいました。
 わたしは、残念ながら会場の札幌ドームに足を運ぶことはできませんでしたが、展示の説明員を兼ねて参加した社員に聞いたところ、多くの入場者で会場は超満員だったとのことで喜んでいます。


高橋知事の北海道環境宣言

 北海道の高橋はるみ知事がオープニングセレモニーで開会を宣するとともに、「北海道環境宣言」を力強くしなやかに国内外に向けて発表して、この総合展を盛り上げました。

 
 わたしどもの展示ブースでは、超電導をわかりやすく説明したデモ機と電力ケーブルや今回のモータといった応用例を示しましたが、特にデモ機は実際に液体窒素を使って超電導状態をわかりやすく説明したこともあって人気があり、地元テレビ局の取材も受けたそうです。


ブースにお見えの深野北海道経済産業局長 / 超電導自動車に試乗される北奈井江町長 ブースにお立ち寄り頂いたのは、北海道経済産業局の深野局長(当時)です。以前にもお話ししましたが、住友電工グループは北海道への貢献を大切にしており、多くの製造子会社を展開しています。そのご縁でお見え頂いたのですが、ブースに詰めていた畑常務執行役員(当時)以下の説明に、熱心に耳を傾けて頂き、実際に超電導自動車に試乗もして頂きました。


 また我々の子会社の北海道住電精密(株)と北海道電機(株)が位置する空知郡奈井江町からは、北町長も足を運ばれて熱心に環境展を見学しておられました。やはり当社ブースをご見学の後、当社の超電導自動車にご試乗頂きましたが、その滑らか且つパワフルな走りをご堪能頂けたことと思います。


 超電導自動車は、その目新しさもあって、会場での試乗会では、なかなかの人気だったようです。実際に乗って頂くと、その性能・長所がよく理解できるのでは無いかと思っています。


 冷却の必要性があり、すぐに一般家庭で利用することは難しいかも知れませんが、Totalで考えれば、エネルギーロスが少なく、環境に優しい乗り物である超電導電気自動車。その実用化に向けて、これからも努力していきます。

2008年07月08日 09:57 超電導電気自動車のインパクト(2)


 超電導自動車は、2台製作されました。
6/12にニュースリリースを行うと、大きな反響を呼んでおり、マスコミを始めいろいろな場所で紹介されています。
 実際に乗ってみないと、車としての特性や乗り心地はわかりませんし、大げさに言うならば事業としての将来性に判断も下せません。そこで、研究発表会に合わせて、試乗をしてみました。


試乗に臨んで

 電気自動車ですから、本当に静粛です。ゴルフ場のカートを始め昨今のハイブリッドカーに至るまで、電池から供給される電気で動く乗り物はいろいろありますが、その静粛性には何ものにも代え難い魅力があります。
 そして、さすがは超電導モータです。超電導はエネルギーが熱等で外に逃げませんので、線材が過負荷で焼き付くような心配がありません。発進時になんの心配もなくアクセル全開ができますので急加速が可能です。ごく短い距離なら、スポーツカーにも楽勝かも知れません(笑)。


 超電導カーの最大の特色は、性能と言うより燃費向上であり、そのためには一般消費者向けの車というより、業務用のバスやトラック、或いは配送会社等が利用する電気自動車への応用が最初のターゲットにはなるでしょう。
 しかしながら、プロトタイプとはいえ、こういう夢の車に乗ってみると、実際にその夢が現実となる日がぐっと近づいたような気がしてきます。


 こうやってボンネットの中をのぞきながら説明してもらうと、(1)で書いたとおりの技術がよくわかります。いかに関係者が苦労して、この自動車を作ったかが理解できて有意義な試乗体験でありました。


<この超電導自動車は、6/19~21に札幌ドームで開催された環境総合展2008にて展示及び公開試乗されました。また、7/7~9に開催される北海道洞爺湖サミットの国際メディアセンター内の環境ショーケースにて超電導モータが展示されます。>

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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