2009年03月27日 09:37 ETCの普及と渋滞情報


 政府の追加景気対策の一つとして、高速道路料金の値下げが28日から全国の高速道路で実施されることになりました。
 この割引が適用されるためにはETC車載機が必要なことと、3月末までの限定措置として新規購入助成金制度が設けられたため、全国の販売店でETC車載機購入者が殺到し在庫がない状態が続出しているそうです。
 ETCは、料金所の渋滞解消、キャッシュレス化による利便性の向上、管理費の節減等に効果があり導入が進んできました。現在では、ETC車載機搭載車は、自動車全体の約3割の2296万台に到達し、高速道路の延べ利用者の77%に達しているとのことで、今回の措置で、更に搭載率は高くなることが見込まれます。


 さて、全国に先立ち20日から、東京湾アクアラインと本州四国連絡高速道路で値下げが始まりました。私の故郷の淡路島へ行く際によく利用する明石海峡大橋の通行料金も相当安くなりました。神戸西ICから洲本ICまで3650円、鳴門まで行くと5450円かかったものが、たったの1000円になります。早速、20日は、5月並みの好天に恵まれたこともあり、道路や駐車場に混雑がみられたようです。
 これからも、土日祝日には、この値下げ効果で高速道路を利用する人が増えるのではないでしょうか。そうなると道路や駐車場の混雑状況がますます心配になります。
 当社は、残念ながらETCシステムの製造はしておりませんが、短期間に何度も料金改定が行われたり、曜日や通行時間帯などで変化する複雑なETC料金を算出するためのETC料金算出ソフトウエアを開発・販売しており、ドライブプランニングなどのサービスの一機能として活躍しております。また、当社が得意とする道路の渋滞状況を検出するトラフィックカウンター(交通量計測設備)やサービスエリア及びパーキングエリアの満空情報提供システムでは、大いに貢献していきたいと考えています。


 今回の高速道路料金の値下げでは、道路・駐車場が混雑すること、更には競合するフェリー会社の経営対策などを心配される向きもあります。5000億円の財政規模に見合った、地域振興、ひいては日本経済全体の活性化につながってくれることを期待します。

2009年03月26日 09:58 新線開通


 阪神なんば線(尼崎~大阪難波)が3月20日(土)に開通しました。近鉄難波から阪神西九条の間、3.8㎞間に、桜川、ドーム前、九条の新しい3駅が完成し、阪神電車と近鉄電車が相互直通運転で結ばれることになりました。これで、神戸、大阪、奈良の3都市の行き来が更に便利になりそうです。


 ちなみに、阪神なんば線には、当社のトロリ線をご利用いただいています。
 トロリ線とは、移動体へパンタグラフを通して給電する接触電線で、新幹線や在来線、地下鉄、モノレール、新交通システムといった鉄道関連から、工場などのクレーン用途など幅広い分野で使用されている製品です。
 特徴は、電気抵抗が小さいことはもちろん、パンタグラフと接触しますので強度や耐摩耗性、耐熱性、耐食性が大きいことです。材料としては、阪神なんば線では銅に錫を0.3%添加し硬度を高めた合金を使用していますが、純銅トロリも多くの鉄道で利用されています。また、地下鉄など、天井とのスペースが狭いところでは、剛体トロリという製品が利用されています。
 当社のトロリ線は、1914年に開発、第一号は東京市(現在の東京都)に納入されました。以来、国内の様々な鉄道(最近では京阪・中之島新線、東京都交・日暮里舎人ライナー)はもとより、海外では台湾高速鉄道、いわゆる台湾新幹線でも利用されています。


 さて、この阪神なんば線は、京セラドーム大阪、阪神甲子園球場へ行くには大変便利で、野球ファンの皆さんにとっては、ありがたい存在になりそうです。
 3月21日(土)から、春の選抜高校野球大会が、リニューアルで生まれ変わった阪神甲子園球場において熱戦の火蓋が切られましたが、早速、野球観戦のために乗車された方も多いのではないでしょうか。 
 阪神甲子園球場のリニューアルは、昨年の内野に引き続き、今年はアルプス・外野、そして銀傘と照明塔が新しくなり、球場本体のリニューアルが完成し、選抜高校野球で始めてのお披露目となりました。初日の第3試合が、早速、ナイターとなり照明塔に灯りがともりましたが、ちなみに、ここでも、当社のグループ会社の6600v電力ケーブルを使っていただいています。
 新しい甲子園が起爆剤となって関西経済が活性化することを期待しています。

2009年03月25日 13:34 WBC2連覇


 WBCで侍JAPANが2連覇の快挙を達成しました。決勝の相手、韓国とは2勝2敗の五分で迎えた試合だけに、国民の関心を集め視聴率も、平日の昼間の時間帯にも拘わらず平均36%を記録したとのことです。(もちろん、私自身はリアルタイムで見ることはできなかったわけですが。)
 韓国、日本の選手の皆さんは、それぞれの国民の熱い期待を背負っての試合となり、本当にお疲れ様でした。注目の決勝戦は、延長戦までもつれ込み、双方が拮抗した実力を存分に発揮されたのではないでしょうか。 
 日本チームは、決勝に進むまでに、アマチュア世界一のキューバ、大リーガーを揃えた米国を次々に破った戦いぶりは、緻密でスピードのある日本の野球のすばらしさを世界に大いにPRする結果となりました。
 かねてから本ブログでも披露していますように、私はスポーツをすることはもちろん、観ることも大好きです。特に、野球は小学生のころ、地元の洲本高校が選抜高校野球で優勝したこともあり、中学時代には野球部でピッチャーをやっていました。
 原監督のリーダーシップのもと、決勝点をあげたイチロー選手や3勝をあげた松坂投手など大リーグで活躍している選手はもとより、登板のたびに好投した岩隈投手、そして当社伊丹製作所がある伊丹市出身の中島選手、田中投手、など、全員野球の勝利は、日本企業が目指す形であり、見ている私たちの心も熱くさせてくれました。本当にありがとうございました。

2009年03月12日 10:53 一橋大学関西アカデミア


 日に日に春の到来を感じるようになってきているのとは反対に、世界経済は一段と深刻さを増していますが、去る3月7日の土曜日に大阪の西天満にあるザ・フェニックスホールにて「金融危機から経済危機へー景気の行方と政策対応」と題して開催された公開討論会を傍聴してきました。この公開討論会は、一橋大学が社会貢献活動の一環として昨年からはじめた関西エリアを中心とするシンポジウムや講演活動「一橋大学関西アカデミア」(※)の第3回目の講座であります。今回は、大阪大学との共催で、両大学の経済研究所等の先生方と日本銀行金融研究所の高橋所長をコメンテーター、パネリストとして行われました。
 テーマは100年に一度といわれる金融危機の本質、景気後退とマクロ経済政策、現下の雇用問題と政策課題、金融危機と国際政策協調ということで、まさに我々が直面している問題の核心に迫る内容であり、非常に興味深く聞かせてもらいました。


 サブプライムローンに端を発した金融危機は起こるべくして起こったこと、外需依存が高まっていた日本への影響が非常に大きく、08年度、09年度のマイナス成長はやむをえない状況であること、また北米金融市場に大きな投機を行っていた欧州はもっとも痛手を被っており、欧州経済の落ち込みはまだ底を打っていないなど、先行きへの見通しは一様に厳しいものでありました。一方、こうした厳しいときこそ、円が強くなっている日本にとっては円を担保としたM&Aの展開などチャンスもあるのではないか、あるいは、不況期こそ回復期に備えた教育訓練投資の意味がある、などの話もありました。


 こうした中で国際的な政策協調がさらに必要であり、各国のさまざまな金融・財政政策に期待が高まってきていますが、こうした政策の在り方についてはパネリストの専門家の間でも激論が交わされ、こういう時こそ財政支出が必要との意見や、財政支出の効果は期待できないなどの意見がでて白熱したものになりました。結論としてはばらまきではなく、いかにムダを排した社会にとって意味のある施策を行えるか、需要喚起につながるような財政政策が実行できるかが鍵、といったところだったようです。


 また、景気悪化局面での雇用問題については規制強化で解決できる問題ではないことや、また厳しい雇用環境を乗り切るために各国で試みられてきたワークシェアリングの難しさなどについても議論がありました。


 全般的にはマクロな視点での政策論を中心としたアカデミックな内容ではありましたが、この厳しい環境下においてやるべきことは、徹底的にムダをなくすこと、また来るべき景気回復時に備え教育訓練投資をすべしなどといった話はまさに、当社グループの当面の経営方針である「身の丈にあった組織・コスト構造の再構築」「内部固めの拡大と深耕」「教育再武装運動の強化」であり、この3つの経営方針の実行に一丸となって取り組んでいく必要があることを改めて確認することが出来、有意義な勉強会でした。


(※)「一橋大学関西アカデミア」については、
一橋大学の下記ホームページをご参照願います。
http://www.hit-u.ac.jp/extramural/kansai-a/index.html

2009年03月06日 08:51 「すみでんフレンド(株)」を訪れて


  「こんにちは!」「こんにちは!」・・・元気のよい大きな声が出迎えてくれます。伊丹製作所にある「すみでんフレンド(株)」を訪問しました。同社は、プレスリリースでも紹介していますが、障がい者雇用を促進するべく昨年7月に設立したグループ企業で、10月からは5名の知的障がい者の方々を採用し事業を開始しています。


仕事中の様子 主な業務内容は、当社およびグループ企業内の観葉植物や花壇のメンテナンス等の緑化作業、そして当社製品の梱包用緩衝材の袋詰め作業等を担当していただいています。緑化作業では、毎週定期的に事業所内に点在する植物への水やり作業がありますが、一人一人の担当場所も覚え、作業も順調に進んでいるようです。5名とも非常に真面目でやる気があり朝のラジオ体操にも欠かさず参加し、寒い日が続きますが体調管理にも気を配りこれまでのところ無欠勤が続いているとのことです。設立当初は、はじめての社会人生活で戸惑いもあるでしょうしうまくいくかどうか心配する声もありましたが、冒頭の明るく元気な声を聞き、希望に満ちた笑顔に触れると、設立してよかったなと思います。


 おかげ様で、今年の2月下旬には障害者雇用促進法に基づく特例子会社(*1)の認定を無事取得することができました。
 当社は、これまで身体障がい者の方の採用を中心に、地道な取り組みを続けてきたこともあり、2008年3月時点の障がい者雇用率は2.0%と法定雇用率1.8%を達成できていますが、今後は、同社を軸としてグループ適用制度(*2)を活用し、住友電工グループ全体としての障がい者雇用の一層の促進と障がい者雇用率の向上を目指していきたいと考えています。


すみでんフレンド(株)大樂社長 写真は、会社設立準備を担当し、本人からの志願もあり、社長になってもらった大樂社長です。日頃の業務指導など、社長をはじめ指導員の方々には、何かとご苦労が多いと思いますが、使命感をもって取り組んでもらいたいと思っています。
 足もとは、世界不況の影響もあり需要が落ち込み操業が低下するなど、強烈な逆風環境にありますが、サステナビリティー(Sustainability)を念頭に、一昨年策定した住友電工グループ社会貢献基本理念の灯をしっかりと堅持し、まずは一人一人の職場定着に力を注ぎ、それから一歩ずつ事業の掘り起こしを行い、着実に雇用数の増加に向けて前進していけるようにしたいと思います。


(*1) 特例子会社:障がい者の雇用の促進等に関する法律に基づき、企業が障がい者雇用を目的に設立する子会社。国の認可が必要。

(*2) グループ適用制度:特例子会社に雇用されている労働者(障がい者)を親会社(または企業グループ)に雇用されているものとみなし、法定雇用率を計算することが出来る制度。

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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