2010年01月20日 13:09 世界初マグネシウム合金「AZ91」板材の量産化に成功


無垢の板材 「H He Li Be B C N O F Ne Na Mg Al Si P S・・・」この元素周期表、皆さんも学生時代「水兵リーベ僕の船・・・」と暗記したことがありませんか。

 この12番目のマグネシウム(Mg)の比重は、13番目のアルミニウム(Al)の3分の2、鉄の4分の1と、実用金属としては最も軽い金属です。また、マグネシウムは広く存在するため、資源が枯渇することはないとのこと。豆腐を固める「にがり」もMg化合物ですね。また、低エネルギーでリサイクルが可能で、環境にやさしい軽量化素材として注目されていました。
 Mg合金「AZ91」は、Alを9%、亜鉛(Zn)を1%程度添加し、耐食性を向上させた合金です。これまでは、加工が難しく板材はありませんでしたが、電線製造で培った技術を元に、独自の鋳造・圧延加工方法を開発し、Mg合金「AZ91」板材の量産化に世界で初めて成功しました。

 
 今回開発した「AZ91」板材は、既に実用化が進んでいるAZ31(MgにAl3%、Zn1%添加)よりも強度、耐食性に優れています。また、結晶が細かいため表面もなめらかで、鋳造材よりも伸びやすさや強度が大幅に向上しました。プレス加工もOKで、デザイン性の高い塗装や金属調などの美観をアピールした表面処理が可能。落としたり、ぶつけたりした場合も、振動・衝撃吸収性、耐くぼみ性に優れており、携帯用機器や車載部品など幅広い分野での活躍を期待しています。
 

試作品(名刺・メディアケース) ちなみに、PR用に社内で作成した名刺やメディアを入れるケースなどの試作品を紹介します。


 ブログでは、重量感や実際の輝く色をお伝えしにくいですが、お手に取ると驚くほど軽く、また、金偏に美、「鎂」の字で表される通り、美しい金属であるMgの輝くような美しさが引き出されています。ちなみに、私は、この中では、1番手前の渋いべっ甲柄のものが一番気に入っています。


 成功の陰には、長年にわたる研究者の努力の積み重ねがありましたが、その苦労も実用化されなければ報われません。14日の日経産業新聞の1面でも取り上げていただきましたが、皆様のお手元でご覧頂ける日が早く来るよう、営業活動に力を入れたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします。


■マグネシウム合金AZ91 Webサイト

2010年01月13日 08:59 賀詞交歓会(2)


 前回に続き、賀詞交歓会の話題をご紹介します。
今年も、お集まりいただいた方々へのPRとして、当社グループの最近のトピックスを写真パネルにとりまとめ掲示しました。


 材料、情報通信という当社のコア技術が生み出した「世界初の純緑色半導体レーザ」と「近赤外光による組成イメージングシステム」、また、「ワークアンドライフの推進」「障がい者雇用の促進」のための整備を進めてきましたが、託児所、独身寮、特例子会社であるすみでんフレンド㈱の紹介をさせていただきました。

 2010年も新たな取り組みを通じて、皆さまに新しい夢を提供していきたいと思います。ご期待願います。


タペストリCSR編タペストリ技術編

2010年01月12日 09:34 賀詞交歓会(1)


賀詞交歓会の模様 今年も、4日大阪、5日東京、6日名古屋と賀詞交歓会を開催、年初のご多忙のなか、たくさんのお客様にお越しいただき、この場を借りまして改めて御礼申し上げます。さて、開会にあたりご挨拶をさせていただいたのですが、その要点をご紹介したいと思います。
 

1.今年の経営環境 
先進国経済は自律回復の足取りが鈍く停滞が続く一方、GDP世界第二位を窺う中国などの新興国の存在感がますます高まり、世界経済の多極化は一段と進行、グローバリゼーションは新段階を迎えています。また、地球温暖化や食料・資源問題が地球規模の大きな課題として顕在化するとともに、円高の恒常化に加え、コモディティ価格の高騰も懸念されます。また、政治の世界でも日米の政権交代など、大きなパラダイムシフトが起きようとしています。


2.「安岡陽明学による十干十二支」から本年「庚寅(かのえ・とら)」を占う
「庚」は、両手で杵を持ち、臼で実を脱穀精白する様を表し、前年を反省し紀律を正し、沈滞を一掃し思い切って新しいものに変え、発展させるという意味があります。一方、「寅」は、相対して手を差し伸べている様を表し、志を同じくする人が手を取り合って仕事をするという意味と、身を清くして旧弊や惰性を排除するという意味があるそうです。
そこで本年「庚寅」は、やり残したこと、着手したことを継承し、創造的に発展させ、紀律道義に則り、伸ばすものを残し、廃すものを慎重に選別し廃することで、発展のチャンスが訪れる年ということです。但し、障害を取り除く努力を怠り、筋道を誤ると思わぬ混乱をきたす、注意を要する年でもあるそうです。(本項目では、関西師友協会の資料を参考にさせて頂きました。)


3.これを当社グループの状況にあてはめますと、
今年は、「一致協力して新しい創造活動を始める年」であります。すなわち、昨年来取り組んでいる体質強化活動を継続し、さらに創造的に発展させ、この正念場の年を乾坤一擲、飛躍の年に変えるべく、「庚寅」の字義通りグループ社員一同が心を一つにして不易流行を実践し内外の課題に取り組まねばなりません。


鏡割り 社員への年頭挨拶で「たゆまぬ改善活動と結果へのこだわり」、「定量化の習慣を身につける」「気合いを入れていこう!」の3点を要望しました。パラダイムシフトに呑みこまれて衰退するか、或いはこれを奇貨として持続的に成長発展するのか、当社グループの真価が問われる年です。グループ社員全員が結果にこだわり、気合いを入れて、誠心誠意に取り組めば、必ず次の飛躍が待っている、その一心で取り組んでいきます。


 不易の精神である「萬事入精」、「信用確実」、「不趨浮利」を基盤に、「時勢の変遷、理財の得失を計る」という積極進取の精神を発揮し果敢に事業変革に取り組み、如何なる環境変化に柔軟に対応できる強靭な企業体質の構築、ひいては「Glorious Excellent Company」の実現を目指してまいりますので、何卒、本年も皆さんのご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。


 少し長くなりましたが、この後、鏡割りを行い、皆さまと新年の祝杯を挙げました。

2010年01月05日 08:55 社員への年頭要望事項


 会社では、例年、初出日の朝一番に社長の新年メッセージを放送しています。今年は、本社(大阪、東京)、支社は4日、製作所は5日の初出日に、「社員への年頭要望事項」をお伝えしました。
 今年は、今起こりつつあるパラダイムシフトに呑みこまれて衰退するか、或いはこれを奇貨として持続的発展、成長するか、当社の実力、真価が問われる年。そういう気持ちを込めて、「【1】たゆまぬ改善活動と結果へのこだわり」、「【2】定量化の習慣を身につける」「【3】気合いを入れていこう!」の3点を要望しました。そのエッセンスについては、当社ホームページでも掲載していますが、私のブログファンの方もおられるかもしれませんので、念のためこのブログでも紹介させていただきます。


【1】たゆまぬ改善活動と結果へのこだわり
グループ社員全員が、顧客や社会のSEQCDDに対する要求がスピーディに変化していることを認識し、常に自身の業務への問題意識に磨きをかけ、現場・現物・現実の三現主義の徹底により潜在的な問題点を発掘し、後戻りしない対策のたゆまぬ実行をお願いします。
密接なコミュニケーションを基礎に、適度な緊張感と思いやりの精神を保持し、全体最適を考えた「自工程完結」の実現に向け、結果へのこだわりを持ち、SEQCDDをはじめとする改善活動の展開をお願いします。


【2】定量化の習慣を身に付ける
事業環境がダイナミックかつスピーディに変化し、また当社グループも拡大、グローバル化が進展する現在、目標達成のプロセスにおいて、数量や時間を明らかにし、具体的な対策を考える「定量化」が重要です。関係者間で、出口と時間軸を明確化し、共有化を進めることで、ベクトル合わせを進めよう。
暗黙知については、標準化を検討するとともに、マニュアル化するなど、形式知化を図り、関係者による共有化を進めましょう。また形式知化の推進により、真に重要な暗黙知を浮き彫りにし、その研鑽と継承について粘り強く取り組むようお願いします。


【3】気合いを入れていこう!
この激動期においては、皆さん一人ひとりの心の持ち方で結果は大きく変わります。一国の繁栄の基礎は、国民一人ひとりの精神、気概に拠ると言われますし、スポーツでも、気合い次第で勝敗は変わります。「進取の気性」、「旺盛なる冒険心」、「革新的指向」、「目的達成意欲」をもって、「萬事入精」の精神で業務にあたるようお願いします。また、気合いの入った仕事をするためにも、各職場でSWITCH運動を進展させるとともに、日常の健康管理にも留意しましょう。


 以上、年頭要望3点をご紹介しましたが、当社グループ一人ひとりが結果にこだわり、気合いを入れて、誠心誠意に取り組めば、どんな難局、困難も乗り越えられる、そして次の飛躍が待っている、その一心でこの1年精一杯取り組みたいと思いますので、皆さま、ご支援、ご鞭撻をよろしくお願いします。

2010年01月04日 14:19 迎春


 明けまして、おめでとうございます。
皆さん、お休みは、いかがお過ごしされましたしょうか。中には、10日間近くお休みがあった方や、円高で海外旅行へ行かれた方もおられるようですが、私は6日間休ませてもらい、今日が初出です。


 あっという間の休みでしたが、当地の天候もまずまずで、お節料理をいただき、初詣にもちょうどよかったように思います。我が家は恒例により京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)に今年の幸運を祈願するためお参りしてきました。
また、この休暇中には緊急事態もなく、比較的穏やかに過ごすことができ英気を養うことができました。


 一転、スイッチを切り換え、今日は会社に着くなり猛ダッシュです。社員の皆さんの元気な顔を見ると、活力がみなぎってきます。書類の決裁、Eメールの処理にと、てきぱきとこなし、すぐに、新年の挨拶回り、互礼会に出発です。
 1月は、行事の多い月になりますが、「虎は千里往って千里還る」に倣って、今年も「気合いを入れていこう!」を合言葉に張り切ってまいりますので、皆さん、ご声援よろしくお願いします。

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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