2011年07月29日 13:04 2011年度第1四半期決算を公表


 昨日、2011年度第1四半期決算を公表しました。
 当期の連結業績は、売上高4,416億円、営業利益24億円、経常利益114億円、当期純利益42億円と、前年同期比で減収減益となりましたが、黒字を確保することができました。


 年度当初は、サプライチェーンに大きな被害を受けた自動車関連需要が大幅に落ち込み、赤字を覚悟しましたが、減収幅が想定内に収まったことに加え、震災復興関連需要の捕捉やコスト低減を徹底的に推進したことにより、当初想定を上回る結果で報告することができました。


 第2四半期以降の経営環境は、米・欧・新興国それぞれに、財政問題、金融不安、景気減速、インフレ、不動産バブル等の懸念材料があり、日本でも一段と進む円高や電力不足問題等、先行き楽観視できる状況にないため、上期及び通期の業績予想は据え置きとさせて頂きました。


 巷間でも、日本の産業界は、【1】円高、【2】高い法人税、【3】通商政策の遅れ、【4】地球温暖化対策、【5】労働規制強化に、【6】電力不足を加えた6重苦に直面し、更に政治の迷走もあり、非常に厳しい事業環境と言われています。


 しかし、こういう時こそ、住友電工グループが率先して元気を出し、危機をチャンスに変える気概を持って、未来を切り開かねばなりません。各部門には、今後期待される復興需要を最大限取り込むことに加え、既存分野や成長市場への拡販活動を強化すると共に、グローバル最適生産の推進と間接経費の徹底圧縮によるコスト低減など、着実に成果を積み重ねるよう、発破をかけました。


 当社グループのあるべき姿「Glorious Excellent Company」の実現に向けて、「なでしこJAPAN」に倣って、最後までやり抜く執念と気概、情熱をもって頑張っていく所存ですので、皆様、ご支援をよろしくお願いします。

2011年07月27日 14:47 G活発表会


 先週、2010年度グループ活動(G活)発表大会を改善表彰と併せ、大阪製作所のWinD Labで開催しました。伊丹、横浜地区とTV会議で中継、役員、部門長、現場関係者を含め300名程のメンバーが参加しました。


 全社(国内)700テーマから各本部大会で選抜されただけあって、6テーマとも、三現主義、チームワーク、リーダーシップという、生産現場のエッセンスが詰まったよい報告でした。少し大げさではありますが、シャーロックホームズの謎解きを見ているようでワクワクしながら聞くことができました。
 

最優秀賞のアライドテック社のお二人と 各グループの発表後、私を含めた審査委員会の厳正な審査の結果、山形県酒田市から参加した産業素材事業本部アライドテック社のヒートシンク第一工場チームを最優秀賞に選びました。メンバーで現象分析と議論を徹底的に行い、試行錯誤を繰り返し、真因を追究し、目標の「工程内不良ゼロ」には惜しくも届きませんでしたが、当初12%の不良率を0.05%に低減させたことが選考理由です。


 その他のチームの報告も、PDCAを回したQCストーリーに則った、第三者にも理解しやすい報告でした。事実の把握、しっかり観察、明確で皆に分かり易い対策とオーソドックスな手順を踏んでいました。粘り強く、最後まで諦めない姿は、大袈裟に言えば「なでしこジャパン」に相通ずるところがあるように感じました。このあたりが、日本のモノづくりの強さの源泉だと感じます。
 事務局によれば、G活や改善活動の成果を金額換算すると、億単位に上るようで、本当に日頃から感謝していますと皆さんに申し上げました。
 

 現在、当社グループは、売上、拠点、人員等、事業の半分以上を海外、外国人の皆さんに支えられています。グローバリゼーションの進展と共に、異文化、性別、国籍を問わないダイバーシティをもっと進めないといけないと思っています。今日は、日本国内の皆さんの発表会でしたが、既に、中国、東南アジア(インドネシア、マレーシア)では、同様のG活大会が開催されており、今後は、インテグレーションによる相乗効果も見込んで、グローバル大会の開催を計画したいと思います。


G活の優秀賞及び改善活動の社長賞を受賞した皆さんと

2011年07月22日 09:04 インド訪問


 悠久の国インドは、古く日本では天竺と呼ばれ、神々と信仰の国というイメージがありますが、現在は、人口12億人を擁し、GDP1兆4300億ドル(2010年、約120兆円、世界11位)の規模で年率約10%の急成長する新興経済国です。携帯電話加入者件数は8.2億件、2011年の端末販売台数は2億を超えると見込まれます。また、自動車生産は、260万台(世界7位)、販売台数は300万台を超えると予想されるなど、インドは当社グループにとっても最重要市場の一つなのです。


 当社社史によれば第一次世界大戦後に電線ケーブルをムンバイやチェンナイに輸出、との記述があります。第二次世界大戦後の1950年には、現地電線メーカー向けに被覆線類の技術指導契約を締結、また当社にとって戦後初の大型輸出となる鋼心アルミより線(ACSR)を輸出するなど、当社グループは古くからインドと関係は古いのです。
 現在では、グループ会社5社と駐在員事務所が、ニューデリー、バンガロールやチェンナイなどで、自動車用ワイヤーハーネス、防振ゴム、切削工具や光融着機の販売、薄膜コーティングサービス事業などを展開しています。また、現在、グループ会社のジェイパワーシステムズ社が、ムンバイ近郊に高圧電力ケーブル製造拠点を建設中であります。


馬に乗った新郎 さて、今回は、1986年以来の最重要ビジネスパートナーMothersonグループのセーガル会長の御子息のヴァーマンさんの結婚式に招待頂き、訪問した次第。この時期はインドの雨季に当たり天気が心配されましたが、晴天に恵まれ、すばらしい結婚式でした。結婚式は、新郎新婦の信頼関係を確かめあう重要な公式行事であり、1日の招待客は約1000人を優に超える日本では考えられないような大規模なものでした。賑やかに音楽が流れ踊りまくり、披露宴も含め2週間ほど続けられ総勢15000人を超える出席者がおられたようです。


 今回の訪問は週末だったこともあり、タージ・マハルと南デリーのクトゥブ・ミナールの見学に足を運びました。


クトゥブ・ミナール タージ・マハルを背に


 日本から社長が来るというので、当社グループの駐在員十数名がインド各地から集まってくれましたが、皆元気そうで何よりでした。これからも、インドの発展と現地の皆さん、そして当社グループの発展のため頑張って下さい。

2011年07月14日 09:50 プラザホテル前の十二支像


十二支像の前にて 6月初旬にニューヨーク・プラザホテルを訪れたことを以前のブログで紹介しましたが、そのホテル前の広場には、十二支の頭像があります。6像しかフレームに入っていませんが、兎、龍、蛇、馬、羊、猿と、それぞれ結構な大きさで、なかなか迫力のあるものでした。
 これらは、中国の有名な人権活動家であり芸術家であるアイ・ウェイウェイ氏の作品です。6月下旬、日系メディアでは小さな扱いでしたが、フィナンシャルタイムズでは、同氏の保釈が写真付きで大きく掲載されていました。


 海外生活10数年、今も世界を飛び回っていますが、いつも感じるのは、日本と海外での情報内容の違いです。欧米メディアでは、日本情報が少ない一方、中国やインドの情報は多く、またその内容も色々です。


 経済に限らず、様々な分野で国際社会における新興国の存在感が大きくなり、その動向に注目が集まる一方、日本への関心が低下していることも、こうした原因ではないかと。


 また、我々産業界は、現在、恒常的な円高、高い法人税、通商政策の遅れ、地球温暖化対策、労働規制強化に、新たに電力不足を加えた6重苦に直面していると言われます。さらに未曾有の大震災の発生という強い逆風のなか、内向き思考になりがちですが、世界に目を転じ、明治維新や戦後の奇跡的な復興を成し遂げた気概を発揮しなければ、どんどん日本の存在感は低下してしまいます。


NY事務所にて 現在、当社グループは、海外拠点約300社、海外売上高4割超、海外従業員約15万人という企業集団ですが、世界に伍して持続的に成長していくためには、一層のダイバーシティを推進していかねばなりません。日本人社員はどんどん海外へ出て経験を積み、外国人社員についても積極的に登用するなど、一段とグローバルに活躍できる人材を育成したいと思います。


 この写真は、ニューヨークを訪問した際、事務所の皆さんと一緒に撮影したものです。私も20代頃のシカゴ駐在経験がその後の社会人生活に大いに役立ちました。若い皆さんの今後の成長と活躍に期待しています。

2011年07月06日 08:47 スマイルリレー


 前回、ブログ5年目と書きましたが、今年の5月には新たなブログ「住友電工グループ地球人活動 スマイルリレー」もスタートしました。


 世界各国の当社グループ会社や社員個人による地域社会との交流、企業市民活動について、実際の担当者や参加者がブログ形式で綴るというものです。


 各拠点では、以前から様々な活動を行ってきたのですが、なかなか紹介する機会がなく、当社グループ内部でもあまり知られていない活動があったりします。
 まだエントリー数は少ないですが、今後、それぞれの国や地域と当社グループとの「笑顔の交流」をご紹介していきますので、こちらの方も宜しくお願い申し上げます。


スマイルリレー: http://www.sei.co.jp/smile/

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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