2012年06月28日 15:30 第142期定時株主総会


 昨日、定時株主総会を開催しました。ご多用中の中、600名を超える株主様にご参集頂き、誠にありがとうございました。企業形態が分かりにくい当社へのご理解を深めて頂けるよう、十数件のご質問へのご回答を含め、コミュニケーションができたのではないかと思います。


 報告事項の中で、ワイヤーハーネス関連製品に関し、公正取引委員会から本年1月に課徴金納付命令を受領した件のお詫びを申し上げ、事態を真摯に受け止め、競争法コンプライアンスを経営の最重要課題に位置付け、再発防止を徹底すると約束しました。


 その他、質問としては、二次電池などスマートグリッドシステムの開発状況、今夏の節電対策、津波や地震などの自然災害やパンデミック、機密情報漏えい等のリスク対策、海外事業の動向、株価(PBR)の水準、社会貢献活動への取り組み姿勢等について質問がありました。


 その中から、2、3ピックアップしてご紹介します。
 当社では、溶融塩電解液電池とレドックスフロー電池という二次電池を開発しております。それぞれ利点があり、溶融塩電解液電池は、エネルギー密度が高く小型化でき、材料も不燃性のため安全性に優れ、ご家庭、基地局等のバックアップ電源や車載用途での活用を目指し、今春、自動車に搭載し走行実験も行いました。
 一方、レドックスフロー電池は、大規模な蓄電用途であり、充放電が瞬時にでき、こちらも不燃材料で構成され安全性に優れ、再生可能エネルギーの活用やスマートグリッドシステムのキーパーツになるものと期待しています。7月から横浜製作所でメガワット級大規模蓄発電システムの実証運転を開始しますが、長期耐久性や改善点の確認を行い、早急に実用化すべく注力していることをご説明しました。


 今夏の節電対策としては、LEDなど高効率照明への更新や自家発電機の導入などで、関西地域では、2010年度実績比で15%程度は節電の目処が立っていることをご報告。
 また、海外売上高比率は、急激な円高にも拘らず2012年3月期で45.6%となり、今後も上昇を見込んでいますが、日本では新製品・新技術の開発を行い、ニーズに応じて国内外に事業展開をしていく方針ですとお話しました。グローバル化が進展する当社グループでは、本社をどこにおいても構わないが、これまで育ててもらった地元・大阪への貢献もあり、当地に残り続けますと。


 また、伊丹空港から飛行機に乗ると、上空から伊丹市の昆陽池の日本列島が良く見えますが、伊丹製作所にも上空から見えるような社名看板を設置してはどうかという、広告宣伝活動についてのご意見を頂きました。
 これまで、甲子園看板や関東地区の駅における看板などを設置してきましたが、貴重な意見として、よりよい広報活動に努めるとお答えしておきました。


 国内外の政治経済情勢が大きく変化する中、株主の皆様のご期待をひしひしと感じ、それにお応えするよう精一杯、取り組んでいきたいと思います。

2012年06月25日 10:10 新入社員への講話


 先日、工場実習を終えた新入社員に講話する機会がありましたので、その要旨について紹介させて頂きます。


講話する私 最初に、SEQCDDは、経営のKey Wordであり、高い志をもって、その向上に取り組んで欲しいとお願いしました。特に、S:安全については、職場の基本事項を十分理解し、自分のためにも「安全は全てに優先する」を肝に銘じ、業務に取り組むよう念を押しました。


 次に、年頭の社員への要望事項について説明しました。
 足元、欧州ではギリシャ再選挙、スペイン金融不安など、その着地如何ではリーマンショック以上の影響が懸念され、新興国の経済成長も鈍化するなど、世界全体に不透明感が漂っています。


(1)12VISION達成へのラストスパート
 先行き不透明な情勢であり、また2年連続で公表予想値を下回ることはできないこともあり、本年度の連結業績予想は、売上高2.2兆円、営業利益1100億円と公表。12VISION目標の営業利益2100億円を足元の為替レートで換算すると1350億円。これを達成できれば、会社の実力を示すことにつながると考えますので、この内部目標に向かってラストスパートを掛けましょう。


(2)変化への対応力の向上
 現在はOne market in the world、リーマンショック、タイ大洪水は瞬く間に世界に影響を及ぼしました。グローバリゼーションによって、diversify(多様化)された世界にコンタクトする機会が必ず増えますので、ツールとしての英語を身に付けて欲しいと思います。


(3)夢を信じて
 公私ともに複数の夢を持ち、一つの夢が破れても、タフな精神力で次の夢に向かって努力することが重要です。特に、若い皆さんは、何事にも失敗を恐れず、積極的にチャレンジして欲しいと思います。


 締めくくりに、新入社員に贈る言葉として、45年間の会社生活から得た、周囲の信用と信頼の獲得の秘訣として、また、不透明感漂う現在こそ、こういう心情を持つことが重要だとして、Longfellowの「A Psalm of Life」を紹介しました。


 皆さん、いよいよ職場に配属されますが、自分なりの健康法を見つけ、呉々も健康、安全に留意し、住友電工グループの一員としての第一歩を踏み出して欲しいと思います。

2012年06月20日 14:00 安全・環境・品質・事務品質の全社大会


 事業活動の根幹をなす安全・環境・品質・事務品質の2011年度活動結果、2012年度活動方針についての報告会に出席しました。今回で17回目、本ブログでも毎回紹介していますが、そのエッセンスを紹介します。


 「安全」では、今春、グループ会社で重大災害があり、全員で再発防止を誓いました。また、成績も残念ながら3年間横ばいで、改めて各部門トップの陣頭指揮、設備リスクアセンスメントの徹底、グローバルキーパーソンの育成、一人一人の安全意識の向上を再確認しました。
 また、女性による職場巡回は特に衛生面で効果があることや、安全意識には国や拠点毎にバラツキがあり、動画を用いた研修が効果的との報告がありました。


 「環境」では、省エネとゼロエミ活動の報告がありました。現在、日本全体の課題という様相のエネルギー問題への対応については、自家発電機の増設やエネルギー効率の高い設備への更新等に取り組んでいます。今後は、この経験・成果をグローバルに展開し、トータルでCR効果を出すようお願いしました。


 「品質」も、自工程保証活動やグローバル監査などを通じ、活動は活性化していますが、全ロス低減などには更なる努力が必要です。国内マザー工場の強化とグローバル拠点のレベルアップについての報告がありました。


 製造品質と並んで事業活動を支える車の両輪、「事務品質」でも、着実に成果を出していました。ITを活用した製造工程や在庫の見える化等の報告がありましたが、一元管理は企業秘密の漏えいに脆さがあり防止対策をお願いしました。


 大会終了後、テクニカルトレーニングセンターを役員一同で訪問し、研修用に整備した危険体感機を見学しました。回転体の巻き込む力の強さや、牽引した重量物が傾いた時の衝撃力、そして、段差の違う階段等、実体験により安全意識が向上して欲しいと思います。

見学中の写真 blog_img120507_03.jpg


 丸一日をかけて、経営幹部から各職場の実務担当者を含め、SEQCDD課題の共有化をはかりました。各部門の報告の中には、他部門でも大いに参考になる事例もあります。12V最終年度にふさわしい成果を出せるよう、互いに切磋琢磨して、グループ全体で、安全・環境・品質・事務品質の体質強化に取り組んでいきたいと思います。

2012年06月18日 09:00 第96回日本陸上競技選手権大会(2)


 14日(木)、高木、小谷、伊藤の3選手が松本総監督と一緒に、日本選手権の結果報告に来てくれました。


談笑風景 皆さん、トラックでの緊張とは異なる緊張感をまとっていましたが、スタジアムで声援を送っていたが、惜しかった、と声をかけると少し楽になったようです。私から日頃の練習環境などを質問すると、皆さんそれぞれ説明してくれました。
 これからも頑張ってもらわないといけないと、エールを送りましたので、皆さまも、引き続きのご声援のほど、宜しくお願いいたします。


記念撮影

2012年06月15日 10:15 第96回日本陸上競技選手権大会


 先週、ロンドンオリンピック代表選考も兼ねた陸上の日本選手権が、大阪長居競技場で開催されました。当社からは、高木志帆選手、小谷優介選手、伊藤愛里選手が出場しました。6月9日(土)の決勝には、小谷優介選手、伊藤愛里選手が出場するとあって、会社から100名程の応援団がかけつけ、私も応援に行きました。


 金曜日の梅雨入りで、天候が心配されましたが、幸い雨もほとんど降らず、微風で、短距離走にとっては、まずまずのコンディションになりました。 
 私達応援団は、メインスタンドに陣取り、一瞬も見逃すまいと身を乗り出して応援しました。

競技中の写真 blog_img120507_03.jpg


 まずは、女子100mハードルの伊藤愛里選手、後半追い上げて13秒57で4位、惜しくも3位の選手と100分の2秒差という結果でした。
 そして、当日の注目競技の一つ、男子100mには小谷優介選手が出場。4月の織田記念で10秒21を記録、B標準を突破し、オリンピック出場の期待がありましたが、10秒48で6位に終わり、残念ながらオリンピック出場は成りませんでした。
 二人とも、この経験を活かして、来年モスクワで開催される世界陸上を目指して、更にレベルアップして欲しいと思います。


協議終了後、右から松本総監督、伊藤愛里選手、私 さて、応援の合間には、注目の男子やり投げを堪能いたしました。2009年の世界選手権銅メダリストで、大会13連覇を狙う村上幸史選手と、織田記念で日本歴代2位の84m28を投げた、成長著しいディーン元気選手の一騎打ち。勝敗はご存じの通り、ディーン選手が84m03で優勝。2位の村上選手との差はわずか8cm、ともに大会新記録という大熱戦でした。二人とも、精一杯実力を出したことでしょう。


 大学時代、やり投げや短距離走の選手でしたので、若かりし頃の懐かしい雰囲気に浸ることができました。
 ロンドンオリンピック代表に選ばれた皆さんには、大舞台での活躍を期待しますとともに、惜しくも逃された皆さんも、これをバネに精進を重ね、次のチャンスに向けて頑張って欲しいと思います。

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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