2013年01月30日 15:00 超電導ケーブルの実証実験


 当社の大阪製作所で、1月初めから超電導ケーブルの実証実験を行っています。1月21日にその様子を見てきました。

 超電導現象が発見されたのは今から100年以上も前の1911年。1911年は、当社が国産初の11kV地下送電ケーブルを納入した年でもあり、少なからぬ因縁を感じています。当社では1960年代に超電導の研究を始めましたが、世界的に研究が加速されたのは1986年に高温超電導材料が発見されて以降です。その後、当社は、2006年にはアメリカで、実際の電力系統に超電導ケーブルを接続する実験を世界で初めて成功させ、国内でも昨年10月に東京電力さんと共同で、実系統に繋いでの実験を始めるなど、常に最先端を走ってまいりました。

 今回、大阪製作所では、工場内の電力ケーブルの一部区間を超電導ケーブルで繋ぎ、ケーブルを分岐させる機器や冷却させる機器(*)も含めたシステムとしての信頼性を確認する実験を行っています。
 (*製造したケーブルを超電導状態にするには、マイナス200度ぐらいにまで冷やさなければなりません。)
 システムとして安定運用できれば、大量の電気を消費するデータセンターなどでの実用化に向けて大きく前進します。

 ロスなく電気を流せる超電導は、電線を製造してきた当社にとっては「夢の技術」ですが、製造の難しさなどから「見果てぬ夢」と言われた時期もありました。それだけに、「ようやくここまで来たか」という感慨があります。エネルギー問題が地球規模での課題になりつつある今日、超電導技術に対する社会からの期待も大きく、私が見に行った翌日にもマスコミの方が多数取材に来て下さり、テレビ、新聞でも報道されました。

 開発の道のりは、マラソンで言えば35キロあたりでしょうか。ゴールが近づいてはいるものの、疲れもあり一番苦しいといわれるこのあたりで、もう一段ギアチェンジができるかどうかが勝負の分かれ目と睨んでいます。開発担当の技術者にも「ここが踏ん張りどころだぞ」と激励しました。

 夢を現実にすることができるのは技術者諸君の特権です。ぜひ、高い志を持って、ゴールまで突っ走っていってほしいと思います。

超電導ケーブルの実証実験

2013年01月30日 10:00 フェロー、スペシャリストの認定式


 先日、社内でフェロー、スペシャリストの認定式を行いました。


 当社では2004年から、ある分野で第一級の技術、知識、ノウハウなどを備え、顕著な功績をあげている社員を、「フェロー」、「シニアスペシャリスト」、「部門スペシャリスト」に認定しています。今年は全社で合計101名を認定しました。先日は、そのうちフェロー、シニアスペシャリスト23名に集まってもらい、認定式を行いました。


フェロー、スペシャリストの認定式


 この制度には、認定された本人たちにますます研鑽を積んでもらうとともに、後輩社員にも目標としてもらいたい、次代の人材を育成したい、という狙いがあります。
 製品開発をはじめ、さまざまな業務が高度化・複雑化し、変化のスピードがますます加速している現代において厳しい競争に勝ち抜くためにも、個人の持っている暗黙知を、そして仕事に取り組む心意気や志までも、後輩に余すところなく伝えてほしいと思っています。彼らのような高い専門性を備えた人材が、今後さらに増えていくことを期待しているところです。

2013年01月28日 17:00 ECOライフ活動、継続こそ力なり


 先日、家に帰りますと、観葉植物(ホンコンカポック)の鉢植えが届いていました。何だろうと、説明を読みますと、当社グループの「ECOライフ活動」のポイント到達賞グレードAの記念品でした。


我が家に届いたホンコンカポック

 以前、本ブログで紹介しましたが、当社では企業としての環境保全活動はもとより、社員のご家庭等でも、環境について考え、できることから積極的に取り組んでもらい、グループ全体で「家庭からのCo2排出量5000t削減」を目標に、「ECOライフ活動」を2008年度から推進しています。2011年9月からは住友電工版「我が家の環境大臣エコファミリー」の運営スタートし、現在では、3300ファミリーが登録しており、我が家もその一員です。


 事務局に聞きますと、各ファミリーそれぞれが工夫を凝らしたエコ活動を推進している様子で、既に目標の5000t削減を達成したとのこと。

 特にこうした活動は、息長く継続することが大切であり、事務局では色々と知恵を絞って活性化を図っています。

 我が家でも夏冬問わず、エコ活動に継続して取り組んでいますが、不意に届いた観葉植物は、うれしいサプライズでした。そして、この観葉植物は当社の特例子会社「すみでんフレンド」の皆さんが、丹精込めてお世話をしたものであり、よい仕組みになっていると、自画自賛しています。


 月並みですが、千里の道も一歩から。皆さん一人ひとりの積み重ねが大きな成果となりますので、是非とも継続して取り組んで欲しいと思います。

2013年01月15日 13:40 2013年 新年賀詞交歓会


 新年明けましておめでとうございます。ブログ読者皆様におかれましても、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


 日頃、大変お世話になっているお取引先や商社、特約店の方々をお招きし、恒例の賀詞交歓会を大阪、東京、名古屋で開催しました。
 年始のご多用のなか、多数の皆様にご臨席頂き、この場をお借りし、改めて御礼申し上げます。
 2013年の第一回は、賀詞交歓会でのご挨拶の要約をご紹介します。


ご挨拶する私@東京


 『まず、世界経済全体に減速感が拡がる厳しい昨年の事業環境において、皆様より頂戴しましたご厚情に、御礼を申し上げます。
 本年も、各国が抱える諸問題に対する抜本的解決への道のりは長く、不安定・不確実な状況が継続するものと思われます。
 安岡陽明学の十干十二支によりますと、癸巳(みずのと・み)の本年は、「基準・原則にのっとり、筋道を立て、抵抗があっても進取創造的に物事を推進する年」(関西師友協会の資料より)とのこと。
 私たち住友電工グループは、「住友事業精神」の根源である住友家初代・住友政友が残した「文殊院旨意書」の前文「商いごとは言うに及ばず候えども、万事精に入らるべく候」に由来する「萬事入精」という教えを受け継いでいます。
 従って本年は、この不易の精神にのっとり、グローバリゼーションの荒波を乗り越え、ダイバーシティの更なる展開、新製品・新技術の早期事業化を加速していく年となります。
 本年も「Glorious Excellent Company」の実現に向けて、住友電工グループ全員が「萬事入精」の精神で、高い志と強い目標達成意欲を持ち、明るく元気良く取り組んでまいります。皆様におかれまして、倍旧のご支援、ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。』


 私の挨拶に続いて、鏡割り・ご歓談へと移り、多くの方々より貴重なお話を拝聴、楽しいお酒と元気を頂き、あっという間に中締めの時間を迎えました。


見事、鏡が割れました


年頭にあたり、心新たに書いてみました

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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