2014年05月27日 13:10 IWCC合同会議・総会を終えて


 5月中旬にドイツ・ミュンヘンで開催されたIWCC(国際銅加工業者協議会)の合同会議・総会に出席しました。今回でIWCCの会長職を辞することにし、難航した後任者選びを済ませて、気軽な気持ちで臨みました。しかし、28カ国から出席した約200名が一堂に会し、相変わらず勢いのある会となったため、質疑応答の調整に苦労しました。

IWCC会長として、総会でスピーチ

 産銅・精錬・加工業者そして取引所(LME:ロンドン金属取引所、COMEX:ニューヨーク商品取引所等)間の問題は、最近になり需給バランス、銅価格の乱高下、倉庫問題、取引の透明性、異業種からの参入などが絡み、とみに複雑化してきています。IWCCは、国際的な機関として加工業者に基盤を置き、会員のために何ができるか、日々頭を悩ませています。銅ビジネスの関係者が一堂に会するIWCCの合同会議・年次総会は透明性があり、健全な銅業界の発展のために、これからも重要な会合であり続けると思っております。

 総会では、2年間の会長職を無事全うできたことについて、今まで支えて下さった関係者の方々に心から御礼申し上げるとともに、ミュンヘン大会を成功裡に終えることができたことに、感謝の気持ちを述べさせていただきました。国際機関のまとめ役としての会長職をさせていただいたことで、急速に進行するグローバリゼーションとダイバーシティを改めて実感することができ、国際感覚もさらに深めることができたように思います。

歓迎ディナーでカウベル(牛の鈴)を渡され、楽団と共演させられました

 IWCC総会終了後、ハノーバーに近いウォルフスブルクを訪問しました。ウォルフスブルクには、当社グループの現地法人SEBN(スミトモエレクトリック・ボードネッツェ)の本社があり、幹部との意見交換を行いました。現状と対応、今後の方針、計画などの説明を受け、将来への展望と期待を強く感じ取ることができました。

SEBN社の幹部と

2014年05月26日 08:45 天気晴朗なれば・・・


 少し前のことになりますが、大阪製作所で研究部門の発表会が開催されたときに、集光型太陽光発電装置(CPV)の製造現場を見てまいりました。

 当社のCPVは、発電効率の高い化合物半導体を用いて、太陽の動きを正確に追尾しながらレンズを使って効率よく集光する仕組みにしたことで、高いパフォーマンスを実現した製品です。幸い、3月末に製品化を発表した後、各方面から多数お問合せを頂いております。

製造方法について説明を受けています

 CPVは新しく開発した製品ですが、実は社内の他部門の既存技術をうまく活用したところがミソです。多くの事業部門を持つ当社グループですが、これまでは部門を越えて連携するというマインドが欠けることもありました。今後部門間のコミュニケーションが従来以上に活発になれば、社内のあちこちでこのようなイノベーションが芽生えるのではないか、と秘かに期待しております。

宮崎大学さんに設置したCPV。発電効率を落とさずに、パネルに文字を表示させることもできます

 まだ評価設備もなかった開発初期の頃は、日が差したら太陽光パネルを抱えて慌てて外へ飛び出して発電効率を測定していた、などという笑い話もあるとのこと。その後、社内外で実験を重ね改良を加えながら製品化に漕ぎ着けることができ、開発チームの士気も高いようです。

 しかし、ビジネスとして独り立ちするには、これから大波小波を乗り越えていかなければなりません。いわば今は、「天気晴朗なれども波高し」といったところでしょうか。しかし、太陽光発電には天気晴朗であることがとても大切です。

2014年05月12日 18:05 2013年度決算について


 5月9日に、昨年度の当社グループの連結決算を発表致しました。

 昨年度は、売上高が2兆5,688億円と過去最高値になったほか、営業利益1,201億円、経常利益1,454億円、当期純利益667億円と、前期比で増収増益となり、公表しておりました業績予想値も上回るという結果で終えることができました。これも、ひとえに皆様のご支援のおかげであり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 さて今後ですが、総じて言えば世界経済は緩やかに回復すると見込まれているようです。しかし、中国や東南アジア諸国の成長鈍化は続くものと思われますし、ウクライナ、中東、東アジアなど世界中に地政学的リスクがあります。遠く離れた地で起こったことが、世界中に影響を及ぼしたり、企業のサプライチェーンにダメージを与える可能性があることは、皆様すでにご承知の通りです。日本経済も円安で一息つきましたが、企業にとっての正念場はこれからでしょう。

 そのような中で、今年度の業績は、売上高2兆7千億円、営業利益1,250億円、経常利益1,450億円、当期純利益700億円と予想しました。先行き見通しが難しい中での事業運営になりますが、目標達成に向けては、超円高に戻っても利益を出せるぐらいの強靭な企業体質を確立するとともに、社会に貢献しうる新しい製品を創出すべく、全社員あげて努力しております。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願い致します。


2013年度 (平成26年3月期) 決算短信 [PDF:410KB]

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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