2015年07月27日 15:30 グループ活動は製造業の生命線

 7月15日に、当社大阪製作所でグループ活動(以下、G活)の発表大会があり、事業本部などの代表6グループが、日頃の活動の様子と成果を報告してくれました。

 最優秀賞には、大会初参加の㈱ジェイ・パワーシステムズ(JPS)日高工場のグループが選ばれました。技術的な課題に悩んでいたメンバーが、愛犬を散歩させているときに改善のアイディアを思いついた、というエピソードなども交えながら、わかりやすく報告してくれたのがよかったのだと思います。

 また今回は特別に、積水成型工業株式会社の「ゼロライン」グループの皆さんをお招きし、取組事例をご紹介いただきました。徹底した現地現物主義に則り、要因解析と仮説検証を繰り返し、大きな成果に結びつけられた取り組みは、わが社のメンバーにも、大いに刺激になったことと思います。素晴らしいプレゼンテーションをしていただいたことに、この場を借りて御礼申し上げます。

代表グループのメンバーと。私が抱えているのは、最優秀賞のJPS日高工場のマスコット人形です
▲代表グループのメンバーと。私が抱えているのは、最優秀賞のJPS日高工場のマスコット人形です

 世界約40か国に24万人の従業員を擁する当社グループにおいて、グループ全体のSEQCDD(*)のレベルをいかに維持・向上させ、競争力のある製品・サービスを世に問うていくのか。いかに従業員のモチベーションを高め、「強い現場」を作り、グループとしての一体感を高めて行くのか。その有力な解の一つが「G活」であります。人材育成、職場の活性化、課題解決につながる重要な活動になっております。(* 安全、環境、品質、コスト、物流・納期、研究開発のこと)

 なお、この日の午前中には、中国でのG活発表大会で優秀な成績を収めた2社のグループが、大阪本社を訪ねてくれました。中国の関係会社でのG活も活発になっており、現地での発表大会も今年で9回を数えました。担当者によれば、「全体のレベルが年々上がってきている」とのことで、頼もしい限りです。

住友電工(蘇州)電子線製品有限公司、惠州住潤電装有限公司のメンバーと
▲住友電工(蘇州)電子線製品有限公司、惠州住潤電装有限公司のメンバーと

2015年07月16日 10:20 欧州に出張しました

 7月5~8日に欧州に出張しました。折しも熱波が欧州全域を襲い、40℃を超えたところもあったとか。着いた日も猛烈な暑さで、空調の効いた快適な空の旅から、熱気の中に放り出されたときには頭がクラクラしました。

 今回の出張では、当社グループの(株)ジェイ・パワーシステムズ(以下、JPS)が、Nemo Link Ltd(以下、Nemo社)から「40万V直流XLPE海底ケーブル」を受注したことへの御礼を、関係の皆様に申し上げてまいりました。

 このプロジェクトは、イギリス~ベルギー間をつなぐもので、海底 ケーブル部分が130km、陸上部分が11.5kmあります。プロジェクトの事業主体であるNemo社は、ベルギーELIA社と英国National Grid社との合弁会社ですので、今回はブリュッセルで前者、ロンドンで後者の幹部にお目にかかりました。

ロンドンのNational Grid社の事務所の前で
▲ロンドンのNational Grid社の事務所の前で

 私どもにとってこのプロジェクトの受注には、直流送電用XLPEケーブルの 商用運転電圧としては世界最高となる40万Vクラスのケーブルを受注したこと、そして欧州の国家間をつなぐ長距離送電線をアジアのケーブルメーカーとして初めて受注したこと、という2つの意義があります。面談では、「期待しているよ」と幹部から差し出された分厚い手を、「お任せ下さい」と固く握りました。

 ブリュッセルからロンドンへの移動では、ヨーロッパの誇る高速列車「ユーロスター」を使いました。そのユーロスターでも、ドーバー海峡の下をくぐるユーロトンネル(長さ約50km)を通り抜けるのに20分以上要します。JPSの納めるケーブルはその3倍近くの長さになるかと思うと、思わず武者震いしました。

ユーロスターに乗るのは初めてです
▲ユーロスターに乗るのは初めてです

2015年07月07日 14:15 リベラルアーツについて

 先般の株主総会で、リベラルアーツ(Liberal Arts)についてのご質問を頂戴しました。私が、ブログなどで時々リベラルアーツについて申し述べているのをお読み下さってご質問いただいたとのこと。ありがとうございます。

 総会の場でも申し上げましたが、何が起こるかわからない世の中において、大きな方向性を間違えないように、リベラルアーツを身につけていることが有用であり、組織の中でのポジションが上になればなるほど、そういった素養が強く求められます。リベラルアーツの日本語訳としてよく使われる「教養」という言葉のニュアンスとは、やや異なるものでありましょう。

 お客様にお配りしている当社のニュースレター「SEI WORLD」2月号に、私が寄稿した文章があることを思い出しましたので、拙いものですが以下にご紹介いたします。

古典を学ぶ、ということ


 さまざまな事象が複雑に絡み合う現代社会においては、「一寸先は闇」であります。ある場所で起こった事件が、まったく別の場所で思わぬ形で影響を及ぼしていることも多いはずです。経営者は、可能な限りの選択肢を考え比較衡量しますが、限られた時間と不完全な前提・情報の中では、「風が吹けば桶屋が儲かる」的な事態まで予想することは不可能であります。「6:4でA案のメリットが大きい」と判断すればA案で決断し、その後は走りながら軌道修正して成功確率を高める努力をする、というのが多くの場合でありましょう。

 経営者の決断は会社の業績を左右し、多くのステークホルダーに影響を与えます。しかし、混沌とした世の中にあっては、「正しい決断」を導くのは容易なことではありません。そのようなときに、一つの拠り所となるのはリベラルアーツ(liberal arts 教養)でありましょう。リベラルアーツは、単なる「知識」ではなく、人間が何代にもわたって営々として積み重ねてきた知恵と工夫と反省であり、語り継がれてきた教えであります。そして、いわゆる古典(クラシック classic)と呼ばれるものにその精髄が収められています。

 クラシックの語源は、遥かローマの時代に遡るそうです。当時のローマでは、軍艦は、税金ではなく寄付で建造されていました。そこで、危機に際して国を守る「艦隊」(クラシス classis)を寄付できるような富裕層のことをクラシクス(classicus)と呼ぶようになり、さらに転じて、危機に直面した時に「精神の力」を与える書物や作品のことを指すようになりました。それが、現在のクラシック=古典という言葉につながっているそうです。(*)

 組織のリーダーは、さまざまな課題にチャレンジしなければなりません。その多くは、簡単には解決できそうにない難問です。突然降りかかって来る問題もあります。しかし、日頃から古典に親しみ、先人の知恵を血肉としておけば、難局に際しても多くの選択肢を持ち、平常心を保つことができるのではないでしょうか。リベラルアーツを高めておくというのは、そのようなことではないかと考えております。

(*) 猪木武徳「大学の反省」(NTT出版)、今道友信「ダンテ『神曲』講義」(みすず書房)

2015年07月03日 13:20 日本陸上競技選手権を観戦

 6月26日(金)~28日(日)に新潟で開催された日本陸上競技選手権には、当社選手14名が出場しておりました。私も新潟に飛び、最終日の28日に声を嗄らして応援しました。

説明 この日はあいにくの雨模様でしたが、当社選手は4種目で決勝レースに登場し、男子400mハードルで小西勇太選手、男子400mで田村朋也選手がそれぞれ3位になるなど奮闘してくれました。当社のユニフォームを着た選手が日本選手権の表彰台に立つのを見られたのは、とてもうれしいですね。他の選手の励みにもなることでしょう。


 先のアジア陸上選手権の400mハードルで優勝した小西選手は「世界陸上競技選手権」(8月22~30日 北京)の代表に選出され、また田村選手も「第2回日中韓3カ国交流陸上競技大会」(7月12日 北海道)の日本代表(4×400mリレー)に選出されるという、うれしい報せも週明けに届き、社員一同喜んでおります。出場するからには、目標を高く持って最高のパフォーマンスを発揮できるよう、頑張ってほしいと思います。

表彰台での小西選手(右)田村選手(左から2人目)のラストスパート
▲(写真左)表彰台での小西選手(右)、(写真右)田村選手(左から2人目)のラストスパート

住友電気工業(株)社長 松本正義

1944年生まれ、兵庫県出身。
1967年住友電工入社。中部支社長、常務取締役、専務取締役を経て2004年6月社長就任。
趣味はジョギング、読書、絵画鑑賞など。中学時代は野球、高校では柔道、大学では陸上競技のやり投げ選手としてインターカレッジ出場経験もある。

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