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社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)
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2012年1月4日
住友電気工業株式会社 社長 松本 正義
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2012年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
東日本大震災により被災された皆様に、改めてお見舞いを申し上げますとともに、本年が明るい年となりますよう祈念いたします。
先行き不透明、不確実で、厳しい事業環境ではありますが、辰年の本年は「Glorious Excellent Company」の登竜門、中期経営計画「12 VISION」の達成に向けて、残り1年余り、画竜点睛を欠くことがないよう、次の3点の実践をお願いします。
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- 一点目の要望事項は、『12 VISION達成へのラストスパートをかけよう』です。
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12 VISION計画時の想定と比べ、現在は非常に厳しい事業環境にありますが、全員が業務、組織目標、そして12 VISIONの達成に向けて、最後までベストを尽くすようお願いします。一人ひとりが動力となり、仕事・役割を全うすることが、「一隅を照らす、これ国宝なり」の通り、住友電工グループ全体を照らす大きな力に繋がります。
また、変化にゆるぎない強靭な企業体質の構築に向け、一層のSEQCDD(*)体質の強化が不可欠です。絶対に事故・クレームを起こさないという意識を常に持ち、基本の修得とその愚直な実行、自工程保証を徹底するよう改めてお願いします。
*SEQCDD:「S:安全、E:環境、Q:品質、C:コスト、D:物流・納期、D:研究開発」
- 二点目の要望事項は、『変化への対応力を向上しよう』です。
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昨今の社会構造変化は、想像を絶するものがありますが、反面、成長発展へのチャンスとなります。住友400年は、積極進取の精神により持続的な成長発展を遂げた歴史であり、今こそこのDNAを発揮する時ですが、原則論なき方法論は、必ず組織の崩壊に繋がります。ダイバーシティへの対応においても、住友事業精神、経営理念に則った対応を進めるようお願いします。
また、一人ひとりが、変化への対応能力を向上するようお願いします。小さな予兆にも敏感に反応できるよう問題意識を常に持つとともに、情報を収集する力が必要です。そして複眼的思考により、問題点を注意深く設定し、進むべき方向を定めることも必要になります。
そのために、SEIユニバーシティ等や自己研鑽を通じ、幅広い知識・技術を習得し、問題予測能力、変化対応力を磨くようお願いします。また発生した問題や変化には、平常心と自然体で、タイミングを逸することなく対処できるよう、日頃からの訓練に努めるようお願いします。
- 三点目の要望事項は、『夢を信じて、明るく楽しく元気良く』です。
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公私ともに、小さくとも複数の夢を持って欲しいと思います。夢の実現に向かって、一歩一歩、上を向いて進むことが人生に活力をもたらすとともに、その姿は、美しく、感動を与えます。
幕末の儒学者・佐藤一斎の「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め」という名言は、現在の私たちにも、良心、信念を持って生きることの大切さ、それぞれ一燈を持って人生を送ることの大切さを教えてくれます。
夢の実現に、そして明るく楽しく元気良く業務に取り組めるよう、健康に留意するとともに、メリハリのある働き方で生産性を高めるようお願いします。
風通しの良い、明るく温かい面倒見の良い職場、健全な緊張感の中、全員が目標にベクトルを合わせ、能力を存分に発揮できる職場・組織を目指し、自律的に取り組むことを要望します。
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以上 |
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