銅荒引線・伸線は、自動車用ワイヤーハーネス、巻線、電力ケーブル、機器用電線など電線・ケーブルの母線であり、これまで当社グループは、日本(当社大阪製作所)及びインドネシア
(P. T. Karya Sumiden Indonesia)で製造し、日本、中国・東南アジアの需要に対応しています。
昨今、当社グループ会社を中心に中国・東南アジア地域で拡大する需要に対して、リスク分散など種々検討の結果、タイ・ラヨーン県に新たな製造拠点を設置することとしました。
なお、STEC社は、東南アジア最大の製造能力を持つ銅荒引線・伸線工場となる見込みです。
今後は、生産能力の拡大に伴い、当社グループ内の需要増に対応するとともに、当社グループ以外のお客様にも積極的に拡販していきます。
一方、自動車のオートマチック・トランスミッションのバルブ部品に加工される切削用アルミ棒材については、これまで日本(富山住友電工(株))において製造し、顧客に納入してきました。
本製品についても、東南アジアを中心とする急速な需要の拡大に迅速に対応するため、新たな製造ラインの設置を検討した結果、銅荒引線・伸線とともに同一会社で製造することとしました。
STEC社は、富山住友電工㈱が鋳造圧延・伸線等(上工程)を行ったアルミ素材の供給を受け、最終製品化(伸直矯正・熱処理等)を行う計画です。
以上
STEC社の概要
社名 |
SEI Thai Electric Conductor Co.,Ltd.(仮称)(略称:STEC)
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所在地 |
タイ王国・ラヨーン県 アマタシティ工業団地
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社長 |
未定
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事業内容 |
銅荒引線・伸線、切削用アルミ棒材の製造・販売 |
資本金 |
11.1億バーツ(約27億円、1バーツを約2.44円で換算) |
出資比率 |
当社グループ 100% |
設立 |
2012年2月(予定) |
稼働開始 |
2014年4月(予定) |
従業員数 |
約150名(2015年) |
販売量計画 |
2015年度:銅 約10,000t/月、アルミ 約110t/月 |
売上計画 |
2015年度:約470億円 |
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