鉄粉を主な原料とし、粉末冶金技術により製造される焼結製品は、複雑かつ高精度な構造部品として、自動車をはじめ、事務機器、家電製品など様々な分野で利用されています。
当社グループでは、日本、北米、欧州、アジアなど、グローバルに焼結製品事業を展開し、自動車メーカー、自動車部品メーカーをはじめ幅広い顧客に、各種焼結製品を提供しています。これまで、インドネシア市場に対しては、マレーシア、タイで製造し、供給しています。
昨今、インドネシアではモータリゼーションが進展し、現地での自動車生産の拡大に加え、自動車部品メーカーの進出が加速しています。こうした状況に対応し、需要拡大が見込まれる焼結製品の販売拡大、さらなる顧客満足度向上等を目的に、自動車関連事業を展開する有力企業グループであるWLKグループおよびSantiniグループと合弁で製造・販売会社を設立することとしました。新会社では、4輪用・2輪用のエンジン部品、ミッション部品等を製造し、インドネシア市場でのシェア拡大を目指していきます。
なお本件は、同じ産業素材関連事業の切削工具製造拠点との同時進出となり、焼結製品製造に係る工具費の低減や工具在庫の圧縮、有利購買などのシナジー効果も発揮していきます。
以上
新会社の概要
社名 |
PT. Sumiden Sintered Components Indonesia (仮称)
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所在地 |
インドネシア共和国 西ジャワ州ブカシ県 LIPPO工業団地
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社長 |
未定
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事業内容 |
焼結製品の製造・販売等 |
資本金 |
16百万USドル(約12.8億円、1USドルを80円で換算) |
出資比率 |
住友電工グループ:66% WLKグループ・Santiniグループ合計:34% |
設立 |
2012年4月(予定) |
生産開始 |
2013年2月(予定) |
従業員数 |
2013年度:約120名 |
売上計画 |
2015年度:約18億円 |
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【WLKグループおよびSantiniグループについて】
両グループは、いずれもインドネシアの同じコングロマリットに属する企業グループです。
現在、インドネシアの経営者協会(APINDO)会長であるMr.Sofjan Wanandi氏が統帥するSantiniグループは、15,000人を超える従業員と多様な分野の20社を超える会社からなる企業集団です。
・ルブライトは、住友電気工業(株)の登録商標です。 |