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プレスリリース 2012年

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溝入れ加工用工具「SEC-溝入れバイト GND型」を発売

2012年3月28日
住友電気工業株式会社

 当社は、独自の高剛性ボディと高精度刃先交換チップにより、高能率加工においても、高精度かつ安定した加工を実現する刃先交換式溝入れ加工用工具「SEC-溝入れバイト GND型」を、4月16日より発売します。

SEC-溝入れバイト GND型 自動車部品をはじめとする各種機械部品加工に広く適用される溝入れ加工においては、一般の切削加工に比べて、【1】切りくずの排出が難しく、切りくず詰まりや加工面の不良が発生しやすい、【2】切刃の幅全体で加工するため、負荷が高く、工具が振動しやすい等の課題があります。

 一方で、他の切削加工と同様、さらなる加工能率や精度の向上、コスト低減が求められています。

 

 「SEC-溝入れバイト GND型」は、上記の問題を解決し、これまで以上に高能率で高精度、かつ長寿命の加工を実現、溝入れ加工の能率向上、コスト低減に寄与します。

 

 本製品の特長は以下の通りです。

(1)

5種類のチップブレーカにより、多様な加工で優れた切りくず処理性を発揮

 深溝加工用と、横送り加工にも対応する多機能加工用それぞれに、低送り領域向け、汎用領域向けの2種のブレーカをラインナップ。さらに、倣い加工用のフルRタイプブレーカを合わせた計5種類のチップブレーカにより、様々な用途で抜群の切りくず処理を実現。切りくず詰まりなどのトラブルの少ない、安定した加工を可能とします。

 

(2)

特殊鋼を用いた高剛性一体構造ホルダにより、加工中の振動を大幅に抑制

 ホルダ材質に高剛性の特殊鋼を採用。さらにチップ固定部からシャンクまでシンプルな一体構造とした上、形状を最適化させたことにより、ホルダ剛性を大幅に向上させました。これにより、加工中に発生する振動を、従来品比で最大30%低減します。高能率加工においても、異常欠損等のトラブルの少ない、安定した長寿命加工を実現します。

 

(3)

高精度焼結技術適用チップで、加工精度も大きく向上

 専用の刃先交換チップは、最新の高精度焼結技術により、刃幅2㎜から6㎜に渡る全サイズで刃幅公差±0.03mmを実現。溝幅の大小にかかわらず、高精度の加工を可能とします。

 

 

 GND型は、通常の溝入れ加工に加え、横送り加工、プロファイル加工、突切り加工が可能です。

 また、今後突切り専用ブレーカや内径加工用ホルダなど、順次ラインナップを拡大していく予定です。

 

【ラインアップ】

(ホルダ)

 

外径加工用

64アイテム

 

端面加工用

100アイテム(うち36アイテムは2012年7月発売)

 

(チップ) 

 

ブレーカ

多機能汎用 MG型、多機能低送り用 ML型、溝入れ突切り汎用 GG型、溝入れ突切り低送り用 GL型、倣い加工用 RG型

 

材種

AC530U

 

刃幅

GG, GL型2~6mm、 MG, ML, RG型 3~6mm

 

全 26アイテム

 

【販売計画】

  初年度:1億円、3年後:4億円

 

【標準価格】

 ホルダ GNDMR2525M-312(外径多機能用25角シャンク 3mm幅) … 20,000円(税込21,000円)
 チップ GCMN3004-MG(多機能用 3mm幅) … 1,690円(税込1,775円)

 

以上

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