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プレスリリース 2013年

 

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鋳鉄高能率仕上加工用フライスカッタ「SEC‐ゴールミルGFX型」を発売

2013年6月11日
住友電気工業株式会社

住友電気工業株式会社は、独創的で扱いやすい刃先調整機構と、チップを縦・横に交互配置することにより、経済性にも優れ、高精度加工と高能率加工を高次元で両立できる鋳鉄高能率仕上加工用フライスカッタ「SEC‐ゴールミルGFX型」を6月10日より発売します。

鋳鉄は、自動車や船舶のエンジン部品や、自動車の足回り部品、工作機械、産業機械の躯体やベース部分など、比較的大型で複雑な形状を要する機械部品に多く用いられています。金属部品の平面を加工する場合、刃先交換式のフライスカッタが主に用いられますが、大型の鋳鉄部品の場合、加工時間が長くなるため、高速・高送りの高能率加工で加工時間を短縮させたいというニーズがあります。一方、高能率加工により低下してしまう仕上面精度を向上させるには、フライスカッタの刃先位置の微調整作業が必要ですが、これには熟練した技術が求められるため、非熟練者でも扱いやすい高精度カッタへのニーズも高まっています。

「SEC-ゴールミルGFX型」は、こうしたニーズに応える鋳鉄高能率仕上加工用のフライスカッタです。高精度加工と高能率加工を高い次元で両立しながら、優れた経済性も実現します。

1.特長

ノンコートサーメット「T1000A」
(1)独創的なスキルレス調整機構
カッタボディに装着した仕上刃用ユニットに、操作が簡単な弾性変形機構を採用しました。これにより、従来は、熟練者でも非常に困難だった、仕上刃の正面振れ精度=2上刃以下の調整を、非熟練者でも容易に行なえ、JIS規格Ra1.6以下の優れた仕上面を実現します。
(2)高能率加工を実現する切れ刃配置
すくい面が長方形のチップを、カッタボディ外周側に縦置き、正面側に横置きの縦横交互配置とし、使用コーナー数と仕上刃数を最適化しました。この結果、ビビり振動が大幅に抑制され、高能率加工でも優れた仕上面精度を確保します。
(3)高精度・長寿命・低コストを実現する専用チップ
仕上刃のすくい面を円弧形状の高精度焼結肌とした専用チップは、高い仕上げ性能と優れた経済性を両立します。また、耐摩耗性に優れる超多層PVDコーティング膜による専用材質「ACK260」、「ACK280」の採用により、長寿命化も実現します。

2.ラインアップ

(ボディ)

仕様 GFX13000型、GFX16000型 2種
工具径 φ具径~315mm
アイテム数 計 28 アイテム

(チップ)

形状 LNGX13タイプ、LNGX16タイプ
材質 ACK260、ACK280、ACK300、H10E
アイテム数 計 12 アイテム

3.販売計画

初年度:2億円

3 年後:3億円

4.価格

(ボディ)

GFX13080R(φFX、8枚刃) 133,000円(税込139,650円)
GFX16160R(ΦFX1、20枚刃) 325,000円(税込341,250円)

(チップ)

LNGX1305016PNFN-W(ACK260) 2,150円(税込 2,258円)
LNGX160516PNFN-W(ACK260) 2,400円(税込 2,520円)

以上

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