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プレスリリース 2013年

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中国同済大学とバス優先制御システムに関する共同開発契約を締結

2013年10月11日
住友電気工業株式会社

当社は、公共バスの円滑な走行を支援するためのバス優先制御システムを同済大学 (中国・上海市)と共同で開発することに合意しました。

中国では都市部の規模が拡大するにつれて、モータリゼーションの急加速に伴う交通渋滞が深刻化し、それに起因したCO2排出量の増加などの環境汚染が重大な社会問題となってきています。これらの問題解決策として、道路ネットワークの拡張や都市部への車両流入規制など様々な施策が考えられますが、公共交通機関の利便性を高め、その利用を促すことで、走行車両台数を抑制することも有効な施策の一つとして期待されています。

今回の共同開発は、当社の道路交通管制技術と同済大学のバス優先制御技術の融合により、中国でニーズが高まっている公共バスの円滑な走行を支援するためのバス優先制御システムを研究・開発するものです。本システムにより、交差点付近に設置した交通信号制御機と車両感知器で交通状況に応じた信号制御を実施し、車の流れを円滑にするとともに、バス接近時は無線装置で接近を検知し、交差点を通過しやすいように青信号の延長や赤信号の短縮などを実施することで、公共バスの円滑な走行を可能とします。

10月から中国江蘇省太倉市の公道で実証実験を開始し、信号制御による車の流れの円滑化とバス優先走行の効果検証を行います。共同開発は2014年3月末までを予定し、その後市場への投入について開発状況を踏まえて検討していきます。

今後も当社は交通関連ソリューションの提供を通じて、交通事故の抑止、交通渋滞の軽減などを推進することで国際社会の持続的発展に貢献していきます。

なお、本件共同開発の取り組みについてはITS世界会議東京2013(2013年10月15日~18日:東京ビッグサイト)当社ブース内にて、展示する予定です。

以上

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