住友電工情報システム株式会社は、2002年より、業務システム開発基盤「楽々FrameworkII(以下、FW2)」の販売を開始し、これまで大手企業様を中心に多数のお客様にご導入いただいています。FW2は、ソフトウェア部品を効率的に組み立てて業務システムを構築する方式(部品組み立て型開発)により、企業の業務システムの開発フェーズから保守フェーズまでの品質、生産性を大きく向上させ、コスト削減を実現します。
今回開発した「楽々Framework3(以下、FW3)」は、FW2の部品組み立て型開発の利点を継承し、上位互換を保証した上で、開発自由度、使い勝手を大幅に向上させています。ソフトウェア部品の適用範囲が広がり、直感的な操作ができる統合開発環境が新たに加わることで、入門者の方でも複雑な処理を従来よりも短期間で開発できるようになりました。FW3の販売開始は2014年4月頃を予定しています。
楽々Framework3の特長は次のとおりです。
- (1) 画面遷移や画面レイアウトを自由に編集できるようになりました。
① これまでソフトウェア部品毎に固定されていた画面遷移をドラッグ&ドロップで自由に追加・変更することができます。さらに、条件分岐によって遷移する画面を制御することが可能です。
② 画面レイアウトは、ドラッグ&ドロップで画面上のデータ項目の移動、追加、削除、新たな単票形式、一覧形式の表示部品の追加、およびメッセージ、操作ボタンの追加等を自由に行うことが可能です。
- (2) 新たなブラウザベースの統合開発環境「RakStudio」を搭載しました。
- 「RakStudio」では、プログラム作成ウィザードの機能が強化され、画面設計から業務ロジックまで一連のプログラム開発作業を直感的に操作できるので、入門者の方でも短期間で習得することが可能です。また、システムエンジニアからプログラマへの実装指示機能が追加されました。「RakStudio」は、上流工程の詳細設計から製造、単体テスト(Unit Test)までをカバーする強力なツールです。
- (3) 業務ロジックをJava以外の開発言語で記述することができるようになりました。
- 複雑な業務ロジックを実現する「プラグイン」を従来のJava言語に加え、Ruby、JavaScriptなどのスクリプト言語を使って開発することが可能です。これにより、Java以外の言語をお使いのお客様も業務システム開発基盤としてご利用いただけるようになりました。
- (4) 楽々FrameworkIIの資産をすべて継承することができます。
- FW3はFW2の機能を包含しています。従って、FW2で作成されたアプリケーションはFW3環境でそのまま動作します。FW2形式のままプログラムの追加、修正を行うことも可能です。さらに、標準で提供されるコンバータを使ってFW2からFW3の形式に変換することで、FW3の新機能を使用することができるようになります。もちろん、FW2とFW3はプログラム単位に混在しても問題ありません。FW3はFW2の資産をすべて継承します。
以上
■ Webサイト
- 楽々Frameworkは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
- Java、JavaScript は、米国 Oracle Corporation及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
- その他、本書に記載されている会社名・製品名等は、各社の商標または登録商標です。
■ 住友電工情報システム株式会社の概要
(1) 設立 |
1998年10月1日 |
(2) 資本金 |
4.8億円 |
(3) 従業員数 |
440名 |
(4) 代表者 |
代表取締役社長 白井 清志 |
(5) 本社所在地 |
大阪市淀川区西宮原2-1-3 (SORA新大阪21ビル) |
(6) 事業内容 |
各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守、
パッケージ・ソフトの開発・販売・保守他 |
▼製品に関するお問い合わせ
住友電工情報システム株式会社
ビジネスソリューション事業本部
システム営業部 TEL : 03-6406-2840
西日本システム営業部 TEL : 06-6394-6731
Email : rakrak@sei-info.co.jp
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