MON.ITAプロジェクトは、イタリアのテルナ社(Terna S.p.A)の子会社であるテルナ・レテ・イタリア社(Terna Rete Italia S.p.A)が計画中のもので、モンテネグロとイタリアの間に、送電容量500MWの直流500kV電力ケーブルを2条(双極運転で1,000MW送電が可能)、最大深度1,200m、亘長約415kmにわたって布設し、欧州間の次世代送電網(スーパーグリッド*2)の構築を促進するものです。テルナ・レテ・イタリア社は同プロジェクトの海底ケーブル1条をプリズミアン社に発注しました。
当社はこのたびプリズミアン社から、同プロジェクトを計画通りに完工させるために必要となる直流500kV MI海底ケーブル115kmを受注しました。このケーブルは当社大阪製作所で製造する予定です。
当社は、今後も国際的な送電網建設の貢献に努めてまいります。
*1 MIケーブル(Mass Impregnated Paper Insulated Cable)
高粘度の絶縁油を含浸することで、OF(Oil Filled)ケーブルには不可欠な給油設備が不要になり、長距離送電が可能になります。
*2 スーパーグリッド
ヨーロッパにおける電力市場の活性化を目的に、ヨーロッパ全土を結び、再生可能エネルギーの大規模導入、電力需給の均衡、効率的な送電を促進する送電網のこと。
(ウェブサイト“Friends of the Supergrid”: http://www.friendsofthesupergrid.eu/ より )
以上