現在中国は、「ブロードバンドチャイナ」という政府の方針の下、情報インフラの整備が急速に進み、世界最大の光ファイバ需要国となっています。今後も、4G携帯の整備、FTTxネットワークの拡充などにより、光ファイバの需要は堅調に伸びていくものと見込まれています。
当社は、2008年10月に富通集団と合弁事業契約を締結しており、2012年に設立したSFFT社を含め、現在光ファイバ関連の製造合弁会社5社で事業運営を行っています。(*1) このたび当社は、SFFT社に最先端の技術と最新鋭の設備を導入し、光ファイバ母材の量産を開始しました。SFFT社は、浙江省富陽市に設立した富通住電光繊(杭州)有限公司に続く二か所目の本格的な光ファイバ母材製造拠点となり、今後、光ファイバ母材を中国国内の富通集団との合弁各社に供給していきます。
当社と富通集団は、当社の母材製造を含む高度な技術力と富通集団の強い販売力の融合を更に進め、光ファイバ製品を中国全土へ販売し、業界のトップリーダーを目指してまいります。
SFFT社の概要
商号 |
富通住電光繊(天津)有限公司
(英文社名:Tianjin SEI-Futong Optical Fiber Co., Ltd.) |
所在地 |
中国天津市 |
董事長 |
西村 陽 |
資本金 |
190百万人民元 |
出資構成 |
住友電工51% 富通集団49% |
事業内容 |
光ファイバ母材の製造 |
設立 |
2012年11月 |
操業開始 |
2014年11月 |
従業員数 |
70名 |
*1 浙江省富陽市に光母材・光ファイバ製造会社「富通住電光繊(杭州)有限公司」、四川省成都市に光ファイバ・光ケーブル製造会社「富通住電光纜(成都)有限公司」、香港に持株会社「富通住電光繊(香港)有限公司」、天津市に光ケーブル製造会社「富通住電特種光纜(天津)有限公司」及び光ファイバ母材製造会社「富通住電光繊(天津)有限公司」
【参考】
■ 富通集団有限公司の概要
商号 |
富通集団有限公司 |
所在地 |
中国浙江省杭州市 |
董事局主席 |
王建沂 |
資本金 |
823百万人民元 |
出資構成 |
王董事局主席 80%、他2社 各10% |
事業内容 |
光ファイバ・ケーブル製造・販売 |
設立 |
1987年 |
従業員数 |
約6,200人 |
■ 富通集団との合弁事業 出資構成
以上