当社の特徴である熱間圧延線材の直接熱処理プロセス(New-EDプロセス※)の改良と線材結束機の更新により、線径4.0mmまでの細径線材の量産を可能にし、2012年4月より販売を開始します。
線径5.5mm未満の細径線材の製造において、機械的性能の均質化や線材コイル形状の安定化が課題でした。今回、New-EDプロセスの条件最適化により均一な熱処理が可能となり、さらに4点同時の新自動結束機の導入により安定した線材コイル形状を達成することができました。
本線材では伸線、オフライン熱処理の省略が可能であり、二次加工メーカー工程での、製造コスト低減ならびに環境負荷低減に貢献します。
※New-EDプロセス:
熱間圧延工程で、沸騰水を冷媒とし、線材の冷却速度をコントロールすることにより、金属組織の制御を行う技術。 |