当社では、伊丹市陸上競技協会と共催で、「伊丹市中学生陸上教室」を開催しています。今年度が4シーズン目で、1月14日に今期3回目の教室を開催しました。生憎の曇天で底冷えのする天候でしたが、先生方、多数の生徒の皆さんが参加され、当社陸上競技部メンバーがお手伝いさせて頂きました。
今回は私も参加し、生徒の皆さんに混じって、ストレッチやジョギングなど、1時間ばかり体を動かし、私にとっては、慌ただしかった年始の良いリフレッシュとなりました。
隣で一生懸命に体操する生徒さんを見ながら、競技力の向上に加えて、スポーツを通じて、礼儀や感謝の心、自己目標を定めその実現に向けて努力する、そうした姿勢を身につけて欲しいなと思いました。また、陸上競技部メンバーには、中学生の指導や地域の皆さんとの交流を通じて、選手とは違う視点で競技を見つめ直し、社会人選手としてのやりがいや達成感、充実感を持って欲しいと思いました。
自分を育ててくれた陸上への恩返しから、未来を担う子どもたちの競技力の向上支援を目的に始めた陸上教室ですが、初年度に中学生として参加した選手が、今春当社に入社することになりました。卒業生が社会人となり仕事と競技を両立させて、後輩達を指導する、そんな夢のサイクルが実現しそうです。陸上競技は、全てのスポーツの基本と言えるスポーツですが、プロリーグのような仕組みはなく、その強化、発展には様々なバックアップも必要になります。草の根的ではありますが、地域にしっかり根を降ろした活動を今後も拡げてゆきたいと思います。
さて、今夏のロンドン五輪に向け、これから国内外で選考大会が実施されます。五輪出場を目指す選手にとっては、まさに正念場となる数ヶ月。4年に一度の大舞台に向け、悔いなきよう臨まれることを祈念いたします。
一方、当社グループにおいても、本年4月には、5ヶ年の中期経営計画「12 VISION」の最終年度を迎えます。計画立案時の想定も一変し、現在は極めて厳しい事業環境にありますが、グループ全員が最後まで諦めずに、ベストを尽くす所存です。残り1年余り、「12 VISION」達成へのラストスパートをかけてまいりますので、宜しくお願いいたします。
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