GaAsやInPなどの化合物半導体には高速動作や発光・受光動作などの特徴があり、携帯電話用や光通信用のデバイス、LED用などに使われています。スマートフォンや光通信によるデータ通信量の増加で、化合物半導体材料の需要は年々増加しています。
住友電工では1962年より化合物半導体材料の研究開発を開始しており、いち早くその事業化にも成功しています。その住友電工の製造技術を使って化合物半導体材料の量産を当社では行なっています。VB法(縦型ボート法)による大口径、高品質な結晶生産と、安定した品質の加工、洗浄技術を強みとして世界トップクラスの品質と量産技術を誇っています。この高い製造技術を維持、向上させるべく、神戸、伊丹の両工場では活発にモノづくり改善活動が行われており、住友電工グループの活動表彰では毎年上位入賞を果たしています。
また、下工程である加工工程は、顧客に近いアメリカ、台湾、中国の製造子会社でも行い、当社からVB法で成長した結晶材料を供給し、世界中の顧客に当社の材料を販売しています。 |