先月、米国に出張し、SEWS社※を訪問、設立25周年を祝うとともに、17の北米グループ会社の主管者(社長等)24名が一堂に会する北米主管者会議に出席してきました。
SEWS社では、4月14日に設立25周年記念式典を開き、記念ジャージを身にまとった従業員によるソフトボール大会(下写真)を開催、従業員の家族を含めた地元の皆様との交流を深めることができたようです。私は、ビデオメッセージで社員の皆さんに感謝の意を伝えるとともに、後日同社を視察し、勤続25年の社員6名を招いての祝賀パーティに参加し、これまでの労をねぎらってきました。
振り返りますと、1985年9月のプラザ合意後、1年で235円/$から150円/$台となった凄まじい円高が進行、当社と住友電装(株)は合弁でSEWS社を設立し、自動車用ワイヤーハーネスの現地生産を開始しました。以降、SEWS社は、様々な構造変化を乗り越え、現在では、エレクトロニクス機器、コネクタなどのハーネス用部品を含めた製造、販売拠点として、米国、カナダ、メキシコの20か所以上で事業を展開、SEWSグループの従業員は13,000人を数えるまでになりました。あのケンタッキーの若く小さな会社が、当社グループ最大の海外拠点へと成長したことは大変感慨深いものがあります。社員関係者が大奮闘を積み重ねたお陰でもありますが、お客様、地域の皆さまのご支援があってこそであり、改めて感謝申し上げます。25周年を一つのマイルストーンとし、グループ一丸となって品質、コスト、納期の全てにおいてお客様の期待に応えていくと共に、地域社会との共生にも取り組んでまいりますので、引き続きご愛顧のほど宜しくお願いいたします。
一方の北米主管者会議。広い大陸で事業分野が異なると、ややもすれば横の繋がりが希薄になりがちですが、各社の状況などについて報告を受けるとともに、私からは、本年の重点事項「12VISION達成へのラストスパートをかけよう」、「変化への対応力を向上させよう」、「夢を信じて、明るく楽しく元気良く」について、改めて職場の隅々まで徹底するよう要望しました。
慌ただしいスケジュールでしたが、会社方針の共有と目標へのベクトル合わせなど、グループ結束力の強化を再確認することができ大変有意義な出張となりました。
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