【現地レビュー】力強い経済成長を背景にして
ジャカルタの高級ショッピングセンターと路地裏
ここ数年、市内には大型のショッピングセンターが乱立し、買い物をする人々でにぎわっています。かつてジャカルタは治安が悪く、駐在員の間で夜間の外出は控えたほうがいいといわれていました。しかしこのような大型ショッピングセンターは警備も厳重で、安心して立ち寄ることができます(もっとも、日用品と食材程度の買い物ですが)。
一方で街の路地には至るところに屋台や小さな商店が立ち並び、昔ながらの庶民の生活が垣間見えます。そのコントラストが、現在のインドネシアを象徴しているように思えてなりません。
アメリカ大統領の訪問
アメリカのオバマ大統領は少年時代の4年間をジャカルタで過ごし、2009年の就任以来、機会があればインドネシアを訪問したいとの希望を語っていましたが、2010年に遂に実現しました。ASEAN諸国の中で、唯一G20メンバーに選ばれたインドネシアを外交的にも重要視していることがうかがわれます。横浜で開催されたAPEC会議への出席直前で、インドネシア滞在は丸1日でしたが、当地では大歓迎ムードとなりました。
9歳から2年間暮らした借家は現在もジャカルタ市内のメンテン地区にあり、ちょっとした観光スポットになっています。また大統領が通った小学校には、オバマ少年をモチーフにした銅像が飾られています。
|