このたび、高速FTTH用光通信規格XG-PON OLT N2b（※1）に準拠したダイプレクサー（※2）の開発に成功し、サンプルの供給を開始しました。

  本製品には、当社製の半導体光増幅デバイス（SOA）を集積した外部変調型半導体レーザを用いており、+10.5dBmという高い光出力を実現しました。これにより、収容局からの光の分岐数を増やしたり、伝送距離を延ばしたりすることができるようになります。

  本製品は、次世代FTTHに使用され、今後の需要が期待できます。

※1XG-PON OLT N2b：
ITU-Tで標準化されたFTTH光通信規格の一つ。下り10Gb/s、上り2.5Gb/s。収容局からの光を分岐して複数の加入者宅へ引き込むネッワーク構成。
※2ダイプレクサー：
光ファイバ1本に上り／下りの信号光を重ねて通信する機能を有し、光ファイバ、送信デバイス1個、受信デバイス1個と各々の光結合用レンズ及び異なる送受信波長を分波する光学フィルタなどから構成されています。

住友電工デバイス・イノベーション（株）