■技術者に聞きました
担当の業務を教えてください。
社外での路車協調システム全体の検討や規格化に参加するとともに、社内では路車協調システムで利用される路車間通信装置(光ビーコン、700MHz帯ITS無線装置)の開発リーダーをしています。
路車協調システムを開発する上で難しいことはなんですか?
路車協調システムは、既存の交通管制システムとの整合性を意識しつつ、社外の多くのステークホルダーからの要求に対し、最適な着地点を見出すことが最も難しいことであり、最もやりがいのあることと感じています。
最近の開発品を教えてください。
従来の光ビーコンがスポット通信などの制約があるのに対し、より路車協調システムに適した広い通信エリアで連続的に情報を更新可能な700MHz帯ITS無線装置を開発しています。こちらは、2012年に発行された無線規格「ARIB STD T-109」に準じた無線装置であり、フィールドでのシステム検証やサービスの効果/受容性検証実験を経た上で、近い将来の製品化を目指しています。
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