■ドイツの「AmpaCity」プロジェクトについて
ドイツの電力会社であるRWE Deutschlandとドイツの超電導ケーブル製造会社であるNexans社、及びThe Karlsruhe Institute of Technologyが、ドイツの連邦経済技術省の一部資金を受けて実施する「AmpaCity」プロジェクトでは、ドイツ・エッセン市の中心地において、2つの変電所を長さ1kmの交流超電導ケーブル(電圧:10kV、ケーブル容量:40MVA)で結びます。2013年に、超電導ケーブルの布設、受け入れ試験が行われ、その後少なくとも2年間、電力網の一部として実証運転される予定です。
当社は、本プロジェクトに使用する約80kmの高温超電導線の製造を開始し、2013年初までにNexans社に納入する予定です。
■ロシアの直流超電導ケーブルプロジェクトについて
ロシアの電力会社であるFGC UES(Federal Grid Company of Unified Energy System)と、その研究開発部隊であるR&D Center @ FGC UESが実施する直流超電導ケーブルプロジェクトは、ロシア・サンクトペテルスブルグ市において、2つの変電所を長さ2.5kmの直流超電導ケーブル(電圧:20kV、ケーブル容量:50MVA)で結ぶ世界初の試みです。2015年に、超電導ケーブルが布設され、その後、電力網の一部として実証運転される予定です。
当社は、本プロジェクトに使用する約100kmの高温超電導線の製造を開始し、2013年の春までに納入する予定です。
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