当社とアタカ大機(株)、日立造船(株)の3社は、電解型バラスト水(※1)処理装置を共同開発することで合意し、エコマリン技術研究組合を設立しました。
当社は、プランクトンなどの除去性能に優れた独自開発の高性能フィルターと紫外線殺菌装置を組み合わせたバラスト水処理装置「Ecomarine」を開発中で、型式承認の取得を目指し、昨年4月より実船による船上試験を実施しています。また、アタカ大機(株)は、長年培ってきた世界でトップクラスのシェアを誇る独自の海水電解技術を応用したバラスト水処理装置の開発を進めており、日立造船(株)は、造船や舶用ディーゼルエンジンを通じ船舶分野に関する種々の知見を有しています。
3社は、これらを最大限に融合させ、「環境に優しい」をコンセプトに、小型・低消費電力で高性能なバラスト水処理装置の開発を行うと共に、開発段階におけるプロモーション活動を行います。
製品開発および型式承認の取得は、2014年度末までの完了を目指し、その後は3社による合弁会社設立も視野に入れており、2019年度までに紫外線型バラスト水処理装置「Ecomarine」と今回開発する電解型バラスト水処理装置で合わせて累計受注高1,000億円を目標にしています。
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