当社グループは、優れた技術力により、幅広い素材・製品群を有し、「モビリティ」「エネルギー」「コミュニケーション(ICT)」の3事業領域、それらの融合領域である「環境・都市インフラ」、さらには、新規領域となる「ライフサイエンス」や「資源」といった、社会に不可欠な6つの事業領域を中心として、素材からシステム、ソリューションに至るまでの新しい価値を、たえざるイノベーションによって創造し、グローバルに提供していくことを17VISIONとしてめざします。
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全体戦略
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住友事業精神と住友電工グループ経営理念を事業活動の根底に置き、当社グループの事業の柱となる「人材」「モノづくり」「財務」という3つの基盤を堅持しながら、
イノベーションというキーワードの下、現領域を変革・伸長することはもちろんのこと、融合領域への展開、さらには新規領域へも挑戦することとし、
重点的に「マーケティング機能の拡充」「グローバル・プレゼンスの向上」「トップ・テクノロジーの強化」に取り組むことにより、
数値目標である「売上高3兆円、営業利益1,800億円、ROA9%」を達成し、Glorious Excellent Company へさらに一歩近づくことをめざすものです。
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■数値目標
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2012年度実績 |
2015年度目標 |
17VISION
2017年度目標 |
売上高 |
2兆1,599億円 |
2兆6,000億円 |
3兆円 |
営業利益(率) |
768億円(3.6%) |
1,300億円(5.0%) |
1,800億円(6.0%) |
ROA |
4.8% |
7% |
9% |
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その他の指標
- ・海外売上高比率、海外生産高比率はともに60%台に引き上げます。
- ・新製品売上高比率は30%を目標とします。
- ※なお、融合領域・新規領域については、あわせて売上高1,500億円規模を達成すべく取り組みます。
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■3つの領域における成長戦略
自動車、環境エネルギー、情報通信、エレクトロニクス、産業素材の5事業部門それぞれが現在の事業を変革・伸長させ、「モビリティ」「エネルギー」「コミュニケーション(ICT)」および、これらを支える素材・製品群といった事業領域を舞台に、新たな価値を創造します。
これらの事業領域をグループや部門間の垣根を越えて融合させ、総合力をもって「環境・都市インフラ」事業領域へ展開していきます。
さらには、裾野の広い当社グループの技術力を応用し、「ライフサイエンス」や「資源」といった新たな事業領域へも挑戦していきます。
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■重点取り組み項目
従来からの市場・顧客への対応強化はもちろんのこと、新市場・顧客への対応強化に加え、ソリューション提案力の強化、新市場の創出・開拓に注力します。
グローバルな事業体制を強化するとともに、ダイバーシティを推進します。
研究開発の事業化を加速するとともに、将来の事業の柱を育てます。
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■3つの基盤
・グローバルHRM(※1)ポリシーに基づく採用、評価・処遇、配置・登用および人材開発の実行
・ダイバーシティの推進
・競争力強化
QCD(※2)強化、量産化・事業化の加速および技術開発の強化
・基盤整備、体質強化
安心・安全・クリーン、かつ安定・信頼性のある生産体制の構築
・実践力のある人材の育成
・健全かつ強固な財務体質を追求(株主資本比率50%・配当性向30%)
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※1HRM:
Human Resource Management
※2QCD:
Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期
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