現在、東南アジアには住友電工グループ 焼結部門の関係会社が3社(タイ、マレーシア、インドネシア)あり、Sumitomo Electric Sintered Components (Thailand) Co., Ltd. (略称SEST)は、世界10位の生産台数を誇るタイ自動車産業の拡大にともない、東南アジアの中核となりつつあります。また今後、需要の拡大が予想されるほかの東南アジア諸国、インドなどの南アジア向けの製造拠点としても期待されています。 |
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拡大する東南アジアの自動車産業の中核企業に発展、期待が膨らむタイSESTからのレポートです。
【レポーター】
営業部 シニアマネージャー
小林 英夫
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事業計画から生産管理、そのほか初めて経験する各種業務にも日々勉強
SESTは1996年に設立され、今年で17年目を迎えます。立ち上げ当初のアジア通貨危機、2008年のリーマンショック、そして2011年のタイ洪水などの、さまざまな苦難を乗り越えて売り上げの拡大を続け、現在は従業員600人以上と、海外の焼結部門で最も大きい工場の一つに成長しました。
私は2011年10月に赴任し、営業のマネージャーおよび総務のコーディネーターをしています。おもな業務は事業計画の立案、月次の損益管理などに加え、営業関係ではアセアン戦略車案件の受注活動に注力しています。総務関係では、賃金交渉など初めて経験する業務が多く、日々勉強しながら進めています。
今後は2014年以降の技術的難易度の高い新製品群の立ち上げを控え、ローカルスタッフの教育、仕組み整備などを一層進め、会社基盤の強化に努めていきます。
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■現地スタッフの紹介
Natthapat(ナタッパット)
こんにちは。私はSEST生産技術で働いているナタッパットです。加工関係の業務を3年間しており、私の使命は効率の良い条件を追及し、標準化することです。SESTは新規案件が多く、新技術にも積極的にトライしているため、とてもやりがいがあります。私は日本語が得意なので、日本人とよく冗談を話し、リフレッシュしています。これからもコミュニケーションを大切にし、成長していきたいと思っています。
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Areeya(アリーヤ)
私はSESTの営業で2002年から働いています。私は自動車や家電メーカー担当で、新規案件の見積作成や納期対応がおもな業務です。入社後はとても多くのことを学ぶことができ、大変意義のある10年間でした。職場はチームワークがとてもよく、大家族のような安心感があり、居心地よく感じています。SESTが今後さらに発展できるよう新規拡販、業務の改善に注力していこうと思っています。 |
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【現地レビュー】信仰と微笑みの国 タイ
信仰深い仏教文化
タイは「上座部仏教」で、その信仰はとても深いです。たとえばタクシーの中に仏様に供える花がぶら下がっていたり、仏様のネックレスをしていたり、タンブンとよばれるお布施もよく見かけたりします。寺院は至るところにあり、観光としてはタイマッサージの聖地できらびやかな“ワット・ポー”や、町全体に王朝時代の名残が残る“アユタヤ歴史地区”が有名です。
微笑みの国
タイは“微笑みの国”とよばれ、その国民性はとても社交的でおおらかなのが特徴です。街ですれ違えば、誰もが笑顔で応えてくれて、子どもを見かけるとあやしてくれます。子どもと一緒に電車に乗ると、必ず席を替わってくれます。
意外と知られていない世界自然遺産
バンコクから北北東に約200km、85%が森林に覆われた世界自然遺産のカオヤイ国立公園があります。タイ最古の国立公園でもあり、公園には、2,000を超える植物、350を超える鳥類などが生息しています。約40kmのハイキング道があり、トレッキングも楽しむことができます。
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会社概要
名称 |
Sumitomo Electric Sintered Components (T) Co., Ltd. |
設立年月 |
1996年11月 |
事業内容 |
焼結部品の製造、販売 |
代 表 者 |
柚木 徳道 |
従業員数 |
655名 |
日本人駐在員数 |
9名 |
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