Sumitomo Electric Sintered Components (M) Sdn. Bhd. (略称SESC)は、住友電工焼結合金(株)の100%出資で、1989年に首都クアラルンプールの近郊のシャーアラム工業団地に設立された焼結部品の製造、販売会社です。安定的な経済成長を続けているマレーシアにおいて、SESCは今後も国内産業の発展に寄与していくとともに、急速な経済発展が進むほかのASEAN地域に向けた供給先としても期待されています。 |
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マレーシアだけでなくほかのASEAN地域への供給先としても期待されるSESCからのレポートです。
【レポーター】
エンジニアリング部
中澤 克仁
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開発部門および品質管理部門の統括として、新工場への製品・設備移管の推進とシェア拡大に傾注。
SESCは焼結部門の3番目の海外製造拠点として1989年11月に設立され、今年の11月で25年目を迎えます。
マレーシアの安定した経済成長を背景に、エアコン用あるいは冷蔵庫用のコンプレッサー部品や国産自動車メーカー向けにエンジン部品などを供給し、さらには成長著しいインドネシアの二輪・四輪市場向けの輸出により、順調に売上拡大を図ってきました。
私は2009年1月に赴任し、開発部門および品質管理部門の統括をしています。現在のおもな業務は、昨年設立されたインドネシア新工場(略称SSI)への製品・設備移管の推進です。また、新規案件の発掘、お客様のシェア拡大に向けての活動もおこなっています。
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■社長からのごあいさつ
Ang Ean Chuan(アン・イアン・チュアン)
私はSESCに入社し、24年になります。現在は社長として、誇りを持って仕事をしています。SESCでは住友の事業精神に対する理解を深め、日常業務にいかに取り入れるかに取り組んでいます。さまざまな予期せぬ状況に対し、住友の事業精神はよりよい道しるべになると確信しています。マレーシアは異なる文化の人々がうまく調和して暮らしている、美しく、すばらしい国です。みなさんも機会があれば、ぜひお越しください。
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■現地スタッフの紹介
Norita Abdul Rashid(ノリタ・アブドゥル・ラシッド)
みなさんこんにちは。私は人事エグゼクティブのノリタです。1990年に入社して、今年で24年目になります。人材採用、労働時間管理、研修、給与計算などの人事全般を担当しています。SESCでは、働く人たちの話をよく聞き、相手の言いたいことを理解することが重要であることを学びました。これからも社員との意思疎通を図るため、積極的にコミュニケーションをとるよう心掛けていきたいと思っています。
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【現地レビュー】バイリンガルがあたりまえのマレーシア
多民族国家
総人口のうち、マレー系(約6割)、中国系(約2.5割)、インド系(約1割)が大半を占め、宗教もイスラム教、仏教、ヒンドゥ教、キリスト教とさまざま。
事務所スタッフは国語のマレー語以外に英語と中国語(あるいはタミール語)といった、2カ国語、3カ国語は話せてあたりまえ。日本人にとっては驚きです。
日本人が住みたい国No.1
世界有数の親日国家といわれるマレーシアは年間を通して気候が温暖で、物価が安く、治安がよい、医療水準が高い、また地震などの天災がほとんどないという理由から、日本人が住みたい国No.1となっています。
また、定年後のロングステイ先としても、人気を集めています。
マレーシアの人は甘いもの好き
街なかやショッピングセンターには、スイーツや超甘いジュースなどの店をよく見かけます。私のお気に入りマレーシアスイーツは、マンゴーロロ(マンゴーの果肉とピューレをのせたカキ氷)です!
会社の食堂にもスイーツが並べられ、休憩時間には従業員は食事と一緒にスイーツを食べています。
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会社概要
名称 |
Sumitomo Electric Sintered Components (M) Sdn. Bhd. |
設立年月 |
1989年11月 |
事業内容 |
焼結部品の製造、販売 |
代 表 者 |
Ang Ean Chuan |
従業員数 |
350名 |
日本人駐在員数 |
4名 |
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