先日の台風は日本列島を縦断、収穫の秋を迎える農林水産業の関係者をはじめ被災された皆様に、衷心よりお見舞い申し上げます。
上期を振り返りますと、日本経済については、1ドル・100円弱の為替水準が継続、それに伴う企業収益改善への期待から株価が上昇し、個人消費も高級品を中心に持ち直しているとのこと。輸入品価格の上昇はあるものの、雇用情勢も改善しています。まだムード先行といった印象ですが、全体としては、薄日が差してきた状況です。
世界経済については、新興国はかつての高成長は期待し難く、シリア・エジプト情勢の帰趨には予断を許しません。米国経済は緩やかながらも回復傾向にあり、欧州経済は、先日のドイツ総選挙での政権与党の勝利により、小康状態が続くのではとの報道がありました。世界全体としてみれば、いまだ曇天といったところでしょうか。
2013年の年頭にあたり、社員に「グローバリゼーションとダイバーシティの更なる展開」「開発力の強化とスピードアップ」「SEQCDD※活動の強化」の3点を要望しました。櫛風沐雨は大げさですが、少々の雨に打たれても、風邪をひかないが如く、外部環境の変化にも揺るぎない企業体質、組織づくりを要望したものです。
2013年は残すところ3ヶ月、年度では後半に入りました。今一度、グループ全員がこの方針のもと、それぞれの活動を確認、スパートをかけるよう小さな雷を落としました。
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