当社とケナメタル(本社:米国・ペンシルバニア州)は、ケナメタルが所有するKM4Xスピンドルコネクション技術に関するライセンス契約を締結しました。これにより当社は、今後大きな成長が見込まれる航空機産業や、インフラ関連産業などで多く見られる、重切削の部品加工において、大幅な高能率化と、コストダウンを実現する「KM4Xスピンドルコネクション」ツールホルダ製品を、全世界のお客様に提供していきます。
工作機械のスピンドルとツールホルダのコネクション部分であるスピンドルコネクションは、工作機械の仕様に適合するトルクを伝え、曲げ負荷への耐性を発揮することが必要です。特に粗加工または高強度被削材の切削加工においては、切削抵抗によって曲げモーメントが発生し、トルクの限界値に達する前にコネクション部分の限界値を超えてしまうことがあります。高いクランプ力と最適化された干渉レベルの両立により、KM4Xは堅牢な接続部、極めて高い剛性と曲げ負荷への耐性を備え、高強度合金や他の被削材の機械加工における性能が大幅に向上します。
当社は、今後、ケナメタル社からKM4Xスピンドルコネクションに関する技術供与を受けながら、順次、工具製品への適用を進めます。KM4Xスピンドルコネクションを適用したツールホルダ製品の発売は、2014年夏を予定しています。
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