当社は、公共バスの円滑な走行を支援するためのバス優先制御システムを同済大学(中国・上海市)と共同で開発することに合意しました。
今回の共同開発は、当社の道路交通管制技術と同済大学のバス優先制御技術の融合により、中国でニーズが高まっている公共バスの円滑な走行を支援するためのバス優先制御システムを研究・開発するものです。本システムにより、交差点付近に設置した交通信号制御機と車両感知器で交通状況に応じた信号制御を実施し、車の流れを円滑にするとともに、バス接近時は無線装置で接近を検知し、交差点を通過しやすいように青信号の延長や赤信号の短縮などを実施することで、公共バスの円滑な走行を可能とします。
10月から中国江蘇省太倉市の公道で実証実験を開始し、信号制御による車の流れの円滑化とバス優先走行の効果検証を行い、2014年3月末まで共同開発を行う予定です。その後の市場への投入について開発状況を踏まえて検討していきます。
今後も交通関連ソリューションの提供を通じて、交通事故の抑止、交通渋滞の軽減などを推進することで国際社会の持続的発展に貢献していきます。
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