住友電工(常州)半導体材料有限公司(略称SSMC)は、日本の住友電工グループで製造されたガリウムヒ素結晶をウエハ状にスライスおよび研磨加工をおこなう会社として2011年に設立されました。
製造したウエハは日本および海外のお客さまに販売され、携帯電話やLEDなどに使われます。
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携帯電話やLEDなどの材料であるガリウムヒ素ウエハの加工を行うSSMCからのレポートです。
【レポーター】
経理
山崎 哲弥
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製品・製造に関する技術面・管理面のポイントを理解・習得してもらうべく日々活動
当社は、上海と南京の中間に位置する常州市武進区の産業開発区内にあり、上海から車で2時間半、もしくは高鉄(新幹線)で1時間半の立地です。
私は2011年の工場建設・立ち上げから関わり、2013年1月に赴任しました。現在は品質保証および技術部門の統括として、体制の整備と品質・生産性改善を進めています。
特に、生産を開始して2年の若い会社なので、社員に製品・製造に関する技術面・管理面のポイントを理解・習得してもらうべく、日々活動を進めています。今後も、お客さまからのご要望に迅速に対応できるように、社員全員のレベルアップを進めていきたいと思います。
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■現地スタッフの紹介
曹 仁強(ツァオ レンチヤン)
みなさんこんにちは。曹と申します。2012年9月に入社しました。製造科長を務めています。毎月の生産計画を達成するために工場の製造管理をおこなっています。
製造現場は若い社員が多く、経験は少ないですが、活気があり、会社成長のエネルギーを感じます。私もその一員として、今後の会社の発展のためがんばりたいと思います。
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倪 雪蓮(ニィ シュエリエン)
こんにちは。SSMCの倪と申します。私は2011年2月にSSMC設立と同時
に入社しました。工場は何もない空き地からのスタートでしたので、いろいろな業務も経験し苦労もしましたが、これは人生にとってはかけがえのない経験であり、誇りを持っています。
現在は財務マネジャーとして各部門と連携しながら、管理レベルアップをめざして活動をおこなっています。これからも住友電工グループの一員として、会社とともに成長していくことが楽しみです。
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【現地レビュー】江蘇南部の政治、経済、文化の中心「常州」
三呉の重鎮、八邑の名都
常州は西晋時代から1700年間、都・府として栄え、江蘇南部の政治、経済、文化の中心地として「三呉の重鎮、八邑の名都」とよばれており、風光明媚な公園が数多く存在します。近年はめざましい発展をとげており、市中のあちらこちらにショッピングモールやマンションが次々とできていきます。ショッピングモールには、上海にある小龍包の名店から中国各地の料理を扱う店やデザート店まで、さまざまな店が入っています。常州にいながらいろいろな料理を楽しむことができます。
世界で唯一現存する建築技術
さらに常州には国家A4級以上のテーマパークが3つもあります。その1つの淹城春秋楽園内にある「淹城遺跡」は、西周時代から春秋時代までの城跡であり、三城三河という世界で唯一残っている建築法のため、中国の重要文化財に指定されています。
日常の様子
天気の良い日は多くの人が公園を散歩し、剣舞をしている人もいます。ダンスをしている女性グループは、毎晩さまざまな広場で見かけます。SSMCでも休憩時間にはバドミントンなどをしています。最近の流行はローラースケートとサイクリングです。休日になるとローラースケートの練習をする子どもと、数多くのサイクリングチームを目にします。
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会社概要
名称 |
住友電工(常州) 半導体材料有限公司
Sumitomo Electric Semiconductor
Materials (Changzhou), Ltd |
設立年月 |
2011年2月 |
事業内容 |
ガリウムヒ素化合物半導体ウエハの製造・販売 |
代 表 者 |
加留 義夫 |
従業員数 |
60名(2013年12月末時点) |
日本人駐在員数 |
2名 |
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