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広報誌 SEI WORLD 2014年

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SEI WORLD 2014年 04月号(vol. 439)

世界最高強度の極太径19本撚りプレグラウトPC鋼より線を開発

  住友電工スチールワイヤー(株)は19本撚りでは世界最高強度となる極太径のφ29.0mm高強度PC鋼より線(引張荷重:1139kN以上、引張強さ:2080N/mm2以上)を開発しました。

  この高強度PC鋼より線は、現行のJIS規格(G3536)で規定される最も大容量のφ28.6mmPC鋼より線(引張荷重:949kN以上、引張強さ:1782N/mm2以上)と比べて引張荷重が20%向上するため、コンクリート構造物を効果的に補強することができます。高強度PC鋼より線の適用により、従来品と比べ、鋼材本数が減少し部材寸法の縮小化や環境負荷低減、省資源・省エネルギー化、工期短縮にも寄与します。

  同社がこれまでに開発した7本撚りφ15.7mmの高強度PC鋼より線は、複数の道路橋をはじめとする構造物に採用されるなど、着実にその実績を積み上げてきましたが、φ29.0mmの開発によってさらなる高強度PC鋼より線の普及が期待されます。

  本製品はプレグラウト加工により、耐食性や施工性にも優れており、コンクリート躯体内に配置される通常の内ケーブル仕様に加えて、躯体外側に配置される外ケーブル仕様の二種類が用意されています。

  また、緊張・定着するための機器や緊張力を保持するための定着システムも併せて開発しています。

  住友電工スチールワイヤー(株)はこれからも優れた製品とサービスの提供により良質で経済的な社会基盤の形成に広く貢献していきます。

極太径19本撚りプレグラウトPC鋼より線(φ29.0mm)内ケーブル仕様

プレグラウト加工:
PC鋼より線の表面に未硬化のエポキシ樹脂を塗布し、その外側にHDPE(高密度ポリエチレン)樹脂を連続押し出し成型したもの。塗布されたエポキシ樹脂が時間経過と共に硬化し、HDPEシース表面に付けられた凹凸を介してコンクリートとの一体化が図れます。

 

住友電工スチールワイヤー(株)

 
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