本システムでは、接続箱内にPLCを活用した子機を設置し、ストリング(※1)ごとに計測した電流、ソーラーの電圧情報を既存の電源線でモニタ装置に伝送するため、通信のための新規配線が不要です。また、子機の動作に必要な電力も、ソーラーの電源線から取れるため、AC電源線も不要です。
貫通型だけでなく、クランプ型電流センサにも対応しているため、接続箱の結線など、既設のメガソーラー設備を変更することなく、容易に後付け的にセンサや子機、親機を設置できます。
長年培ってきたPLCの経験に基づき、電源ノイズに対して高い通信性能を有するとともに、雷サージなどから機器を守る対策も十分に施しています。
子機は、外径が160mm×130mm×50mm、重量は500gと接続箱内に設置できる小型化を実現し、外置きの別の収納箱も不要です。また、親機は、取り付け場所や方法に依存しますが、さらに小型化が可能です。既設および新設を問わず、装置を簡単に設置することができるため、設置費用の低減も可能になります。
※1ストリング:
太陽光発電パネルを複数枚並べて直列接続したもの
※2雷サージ:
雷によって発生する過電圧や過電流
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