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広報誌 SEI WORLD 2014年

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SEI WORLD 2014年 06月号(vol. 441)

エコマリン™電解型バラスト水処理装置のIMO G9基本承認取得

  当社と日立造船(株)は、電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-EC」を共同開発してきましたが、このほど、IMO(International Maritime Organization、国際海事機関)が「活性物質を利用するバラスト水管理システム承認のための手順(G9)」で定める基本承認(BA)を取得しました。

  両社は、2012年12月に「エコマリン技術研究組合」を設立し、当社のフィルター技術と日立造船(株)が有する電解技術ならびに舶用事業における知見を最大限に融合させ、環境への負荷が少ない低消費電力で高性能な電解型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-EC」(定格処理量500m3/h)を開発してきました。

  本装置は、本年5月より実船での船上試験を行っており、2015年夏にIMOのG9最終承認(FA)を取得し、2015年秋には国土交通省の型式承認を取得することを目指しています。

  また、当エコマリン技術研究組合は、2015年度を目標に事業形態を合弁会社に移行させ、本装置および当社が開発中の紫外線型バラスト水処理装置「ECOMARINE®-UV」の販売を開始する予定です。

船上実験

 

本装置の特長

(1)高性能な電極により、低塩分濃度(1PSU)でも低消費電力で高い殺滅性能を発揮します。

(2)高いろ過性能を有する当社のRCフィルター装置により、海水中のLサイズ(>50µm)生物は完全に除去され、Sサイズ(≦50µm、>10µm)生物もある程度取り除くことができます。

(3)RCフィルター装置で漉し取れなかった生物はサイズが小さいので低濃度の次亜塩素酸でも殺滅できるため、中和剤の投入量を抑えることができます。

 

新規事業マーケティング部

 
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