従来ブロードバンド回線から送られる映像データは、テレビで楽しむものでした。ところが、モバイル端末の普及に併せて、それらの映像データがスマートフォンやタブレット端末でも楽しめるようになっています。今回は、その仕組みに欠かせない当社の製品「IPセットトップボックス」をご紹介します。
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IPセットトップボックスってなぁに?
IPセットトップボックスとは、IPブロードバンド回線を経由してTVに映像コンテンツを配信するIPTVサービスの受信端末のことです。IPセットトップボックスによって、通常のテレビ番組や視聴者が観たい時にさまざまな映像コンテンツを視聴することができるビデオ・オン・デマンド(VOD)のほか、コミュニティ情報、ゲーム、ショップなどのクラウドサービスを利用することができます。
従来のIPセットトップボックスでは、右記の図のように接続されたテレビでのみ映像を視聴することができましたが、当社はホームサーバ機能(※1)によるパソコンやタブレット端末への映像配信が可能な製品を提供しています。さらに4K(※2)映像を表示できる新しいIPセットトップボックスを開発しました。
※1ホームサーバ機能:
ネットワークに接続された家庭内の機器にさまざまなデータを配信する機能。
※24K(UltraHD 3840x2160pixels):
フルハイビジョンの約4倍、約829万画素の高解像度。画素数が多いため、大画面で見ても細部まで高精細で、緻密な画質を実現。解像度が増加した分、スポーツ中継など、速い動きの映像を見るには従来の2倍の秒間60フレームが欠かせない。
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■StreamCruiser® SmartTV 3200(以下ST-3200)
ST-3200は、Android OS 4.0ベースのIPセットトップボックスです。当社は、(株)NTTぷららが提供する映像配信サービス「ひかりTV」向けに2013年6月より納入を行っています。優れた録画機能を搭載するほか、テレビ向けクラウドゲーム「ひかりTVゲーム」やスマートフォンやタブレット端末で人気のアプリをテレビでも楽しめる「ひかりTVアプリ」に対応するなど、スマートTV(※3)サービスを実現しています。
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※3スマートTVとは、従来のテレビに、Webブラウジング機能がついていたり、スマートフォンなどで利用するようなアプリをダウンロードしてご利用いただけるような、新しい方向性の高機能テレビのこと。
※4DLNA(Digital Living Network Alliance)とは、テレビやHDDレコーダーといったAV家電や、パソコンやスマートフォンなど、家庭内のネットワークに接続された機器間で、音楽、映像などのコンテンツを相互利用する方式。
※5ミドルウェアとは、オペレーティングシステム(OS)とアプリケーションの間で動作するソフトウェアのこと。映像視聴、録画機能、DLNA機能、著作権管理機能、映像コンテンツ保護機能、リモートファームアップ機能などを含む。
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■StreamCruiser® SmartTV ST4100シリーズ
ST4100シリーズは、秒間60フレームの超高精細4K映像と最新の動画圧縮技術であるHEVC/H.265(※6)ならびにHDMI2.0(※7)に対応したIPセットトップボックスです。ネットワーク上に配信される秒間60フレームの4K映像データの受信とリアルタイム表示出力を可能とし、これまでにない高画質で臨場感溢れる映像を視聴者へ提供します。当社は、(株)NTTぷららが2014年4月より開始した映像配信サービス「ひかりTV」の4Kビデオ・オン・デマンド(VOD)配信トライアル向けのIPセットトップボックスとしてStreamCruiser® SmartTV ST4100シリーズを提供しています。
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ST4100の特長
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※6HEVC(High Efficiency Video coding):
従来(H.264)の約2倍の動画圧縮性能を有する。
※7HDMI2.0:
HDMI端子の最新規格。4K、秒間60フレーム映像の出力に必要。
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今後も一層の高機能化が見込まれる映像配信サービスを支えるため、高品質で使いやすい製品を提供していきます。(ネットワークシステム事業部)
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・Androidは、米国Google Inc.の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・DLNAは、米国Digital Living Network Allianceの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
・HDMIは、米国HDMI LICENSING L.L.C.の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
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