当社は、昨年に引き続きBEMS※アグリゲータとして関西電力(株)と協業し、夏季の電力需給安定化対策に取り組んでいます。
アグリゲータとは、電力需給逼迫時に『デマンドレスポンス』と呼ばれる、各需要家に対して節電を要請することで需要電力を抑制する仕組みを活用し、電力需給の安定化を図る事業者のことです。電力需給調整に向け発電とならぶ新たなビジネスとして注目されています。
再生可能エネルギーが増加しつつある昨今、素早くかつ簡易に電力需給を安定させることができるデマンドレスポンスの役割が重要視されており、今春策定されたエネルギー基本計画においても、アグリゲータを介したデマンドレスポンスの活用を促進する指針が示されています。
現在、経済産業省主導でデマンドレスポンス自動化システム(DRAS:Demand Response Automation Server)の実証プロジェクトが早稲田大学EMS新宿実証センターにおいて推進されており、当社も主要参加企業の一員として、DRASの基本機能の実証試験や、個々の家電まで緻密に制御できるデマンドレスポンスの高度化にも取り組んでいます。
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