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広報誌 SEI WORLD 2014年

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SEI WORLD 2014年 10月号(vol. 445)

JIMTOF2014 「第27回日本国際工作機械見本市」に出展

  10月30日(木)から11月4日(火)まで東京ビッグサイトで開催される、JIMTOF2014 第27回日本国際工作機械見本市は、国内外トップメーカーが一堂に会し、最先端の工作機械、周辺機器を世界に最も早く発表する展示会で、毎回、全世界から10万人以上の方が訪れます。当社グループは、工作機械には欠かせない切削工具のサプライヤーとして、最新製品・技術を展示しています。

住友電工・アライドマテリアル合同ブース(予想図)

 

見どころピックアップ!JIMTOF2014で展示する新製品を紹介します。

■スミダイヤ® ブレイクマスター® LD型 / GD型

スミダイヤ® ブレイクマスター® LD型 / GD型

  チップ刃先のダイヤモンド焼結体に3次元形状のチップブレーカを搭載したスミダイヤ® ブレイクマスター® LD型 / GD型を開発しました。スミダイヤ® ブレイクマスター® LD型 / GD型は、アルミニウム合金の加工に最適で、仕上げから中仕上げ領域の加工において切りくず処理の大幅な改善が可能です。仕上げ用LD型と中仕上げ用GD型をラインナップしています。工具材種には超微粒のダイヤモンドを高密度に焼結したスミダイヤ®DA1000を採用し、優れた耐摩耗性・耐欠損性を発揮します。

チップブレーカ:
切削加工中に発生する切りくずを分断するために設けられた工具先端の突起や溝のこと。

■ステンレス鋼旋削用新材種 AC6030M / AC6040M

ステンレス鋼旋削用新材種 AC6030M / AC6040M

  ステンレス鋼旋削用新材種AC6030M / AC6040Mは、ステンレス鋼を切削加工する際に推奨する工具材種です。自動車部品や機械構造部品などに幅広く使用されているステンレス鋼は、耐食性が高く、溶剤塗装が不要であることから環境負荷も低く、かつリサイクル性に優れるため、その需要は年々着実に伸びています。しかし、ステンレス鋼を切削加工する際の問題として、加工面が硬化しやすいため工具の刃先が欠けやすい、また熱伝導性が低いため切削熱が逃げにくく、工具刃先が高温となり、塑性変形が起きやすいといった点があります。AC6030M / AC6040Mは、ステンレス鋼の切削加工時に起こるこうした問題を解決し、安定した長寿命の加工を実現します。

 
AC6030M

  新開発のホウ化物系チタン化合物被膜をチップの最表層に被覆することで、コーティング膜の大幅な強度向上と優れた表面平滑性が得られ、加工の安定性を実現しました。AC6030Mは、進化したCVD独自技術によって開発されたコーティング、アブソテック™ プラチナ(Absotech™ Platinum)により、従来コーティング膜対比2倍以上の耐チッピング性を実現するとともに、耐溶着性を大幅に向上させたステンレス鋼の一般旋削加工第一推奨材種です。

AC6040M

  当社独自の超多層薄膜構造を継承するとともに、耐熱性に優れた新組成TiAlSiN系超多層膜を採用し、さらに新開発の超硬基材とコーティング膜との界面制御技術を適用することで、コーティング膜の耐剥離性を大幅に向上させることに成功しました。

  AC6040Mは、進化したPVD独自技術によって開発されたコーティング、アブソテック™ ブロンズ(Absotech™ Bronze)により、ステンレス鋼のバルブ、フランジや継手などの配管部品加工などにおいて、従来比2倍以上の耐欠損性を実現させたステンレス鋼の断続加工第一推奨材種です。

 
■SEC-ウェーブラジアスミルRSX型

  SEC-ウェーブラジアスミルRSX型は、ステンレス鋼・インコネルなどの難削材を金型彫り込み加工、傾斜加工、ヘリカル加工などで使用できるカッタです。鋭い切れ味と剛性を両立したボディ設計により、被削材を固定する力が弱い場合や、剛性の低い工作機械での加工時に発生するびびりを抑制でき、安定した加工が可能です。さらにチップの取り付けを容易に行うことができる独自のチップ位置決め機構を採用したことで、高精度かつ高い操作性で容易なチップのコーナー管理を実現しました。

SEC-ウェーブラジアスミルRSX型

びびり:
加工中、工具と切削物の間で発生する振動のこと。びびりが発生すると加工面品位の悪化とともに工具寿命が短くなる。

 
■展示会担当者 ご挨拶

ハードメタル事業部 グローバルマーケティング部 入川 卓斗

  今回のブーステーマは、「Global Support, Global Solutions. 世界をつなぐ最先端ソリューション」です。ブースでは、当社が国内外10拠点に展開する施設「ツールエンジニアリングセンター(TEC)」の紹介や、従来の切削加工の常識を変えるような革新的な工具の展示を行います。ご来場いただいたお客さまには、当社の提案する「最先端の加工技術」と「グローバルなものづくりサポート体制」を感じていただければと思います。

会  期 10月30日(木)~11月4日(火)
会  場 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
ブース番号 W1019・W1020
出展製品 超硬切削工具、ダイヤモンド切削工具など
展示会Webサイト http://www.jimtof.org
住友電工・ハードメタル事業部 http://www.sumitool.com/
 
 

上記の新製品に加え、多数の新製品や当社の最新サービスをご紹介します。

 
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