住友電工ホームへサイトマップお問い合わせ
製品情報会社案内プレスリリース株主・投資家情報研究開発CSR活動

広報誌 SEI WORLD 2014年

Home > 会社案内 > 広報誌 SEI WORLD > 2014年 > 12月号 > Latest Information-001

SEI WORLD 2014年 12月号(vol. 447)

ステンレス鋼旋削用新材種「AC6030M / AC6040M」、粗切削用ブレーカ「EM型」を開発・発売

  ステンレス鋼の一般切削から断続切削において加工の安定性と長寿命が得られる、ステンレス鋼の旋削加工用切削工具の新材種「AC6030M / AC6040M」と粗切削用ブレーカ「EM型」を開発し、2014年11月に発売しました。

■「AC6030M」

AC6030M

  新開発のホウ化物系チタン化合物被膜を最表層に被覆することで、コーティング膜の大幅な強度向上と優れた表面平滑性が得られ、加工の安定性を実現しました。「AC6030M」は、進化したCVD(※1)独自技術によって開発されたコーティング「アブソテック™プラチナ(Absotech™ Platinum)」を採用し、従来コーティング膜対比2倍以上の耐チッピング性を実現するとともに、耐溶着性を大幅に向上させたステンレス鋼の一般旋削加工第一推奨材種です。

※1CVD(Chemical Vapor Deposition):
ガス反応を利用して、物質の薄膜を形成する蒸着法のひとつで、反応容器で加熱した基板物質上に、目的とする薄膜の成分を含む原料ガスを供給し、気相または基板表面での化学反応により膜を形成させる方法

 
■「AC6040M」

AC6040M

  当社独自開発の超多層薄膜構造を継承するとともに、耐熱性に優れた新組成TiAlSiN系超多層膜を採用しました。さらに新開発の超硬基材とコーティング膜との界面制御技術を適用することで、コーティング膜の耐剥離性を大幅に向上させることに成功しました。「AC6040M」は、進化したPVD(※2)独自技術によって開発されたコーティング「アブソテック™ ブロンズ(Absotech™ Bronze)」を採用し、ステンレス材のバルブ、フランジや継手などの配管部品加工などにおいて、従来比2倍以上の耐欠損性を実現させたステンレス鋼の断続加工第一推奨材種です。

※2PVD(Physical Vapor Deposition):
物質の表面に薄膜を形成する蒸着法のひとつで、気相中で物質の表面に物理的手法により目的とする物質の薄膜を堆積する方法

 
■粗切削用「EM型ブレーカ」

粗切削用「EM型ブレーカ」

  従来のステンレス鋼中切削用EG型、仕上げ用EF型に加え、新たに粗切削用EM型を開発し、ステンレス鋼加工専用ブレーカとしてシリーズ化させました。新開発の粗切削用ブレーカEM型は、切れ味を維持させつつ優れた刃先強度を有しています。粗加工時での切りくずをスムーズに排出させることで、切りくずによる切れ刃外欠損を抑制し、より安定したステンレス鋼の加工を実現しました。

 

ハードメタル事業部

 
12月号トップへ
ページトップへ
(C) 2014 Sumitomo Electric Industries, Ltd.
サイトのご利用にあたって個人情報保護方針