フィリピンにおける「環境保全活動」

当社グループでプリント回路の製造と販売を行うFirst Sumiden Circuits, Inc.(以下FSCT)では、工場が位置するフィリピンラグナ州のLight Industry & Science Park(以下LISP)工業団地において、地域行政・周辺民間企業と共同でのラグナ湖の湖岸清掃活動や、工業団地内の清掃活動など、周辺地域の環境保全活動を積極的に推進しています。フィリピンでは不適切な廃棄物管理による環境問題が深刻なため、FSCTでは今後も清掃活動をはじめとした環境保全活動に積極的に取組んでいきます。
ラグナ湖岸清掃活動
ラグナ湖(Laguna de Bay)は、フィリピンのルソン島、マニラ首都圏の南東に位置する同国最大の淡水湖です。面積は約900〜950㎢で、カラスの足跡のような形をしており、周辺の漁業、農業用水、観光、そして約1,500万人の生活用水として非常に重要な役割を果たしています。しかしながら、近年は生活排水や農業・工業廃棄物による汚染が深刻化しており、水質の保全が課題となっています。
水質保全への取組みのひとつとして、FSCTでは2026年3月にLGU(Local Government Unit:地方自治体)やラグナ州の民間企業と共同で湖岸清掃活動を行い、合計327.5kgの廃棄物を回収しました。この活動は「世界水の日(3月22日)」を記念した行事でもあり、FSCTからは25名の従業員が参加しました。
ラグナ湖岸清掃活動の様子
近隣企業との工業団地清掃活動
2025年10月30日にLISP工業団地内のボランティアとともに、LISP安全・汚染管理担当者協会が主催する工業団地全体の清掃活動に参加し、合計で315kgの廃棄物(非生分解性廃棄物150kg、生分解性廃棄物140kg、ペットボトル25kg)を収集しました。FSCTからは19名の従業員がボランティアとして参加しました。
この活動は、LISP工業団地が廃棄物問題への対応が必要と判断した際に行われる「クリーン&グリーンプログラム」の一環であり、安全で秩序ある環境配慮型の工業団地を維持する取組みです。
工業団地清掃活動の様子
地球月間での取り組み
フィリピンでは4月を「アース・マンス(地球月間)」と定め、特に4月22日のアースデイを中心に、環境保護や持続可能な未来に向けた活動が強化されます。大統領布告第1482号に基づき、地球温暖化や災害に対する意識向上、植樹、環境保全の取り組みが政府、企業、市民団体によって実施されています。
FSCTは2025年4月に、地球月間の取組みとして従業員に苗木247本(ランブータン 81、グヤバノ 20、インドカリン 50、マンゴー 36、サントル 10、モラベ 50)を配布しました。
従業員への苗木配布の様子
また、環境保護を従業員ひとりひとりが自分ごととして捉え、今後も活動を活性化していけるよう「私たちの力、私たちの地球」がテーマのデジタルポスターとショート動画の制作コンテストを開催しました。従業員からは、デジタルポスター11件、ショート動画3件の応募がありました。今後も地球月間での取組みを活性化しながら、従業員の環境意識の向上に努めます。

「私たちの力、私たちの地球」をテーマにしたポスター応募作品
グリーンアースランを通した樹脂リサイクル活動への貢献
LISP安全・汚染防止担当者協会(以下SPCOA)は、健康的なライフスタイルと環境意識の向上を目的に定期的にファンランを開催しています。2026年3月に開催した「第16回SPCOAグリーンアースラン」では、収益金がカブヤオの学校に設置する樹脂リサイクルを目的としたペットボトル回収ボックス製作のため寄付されました。このファンランにはFSCTから88名が参加し、収益金への貢献を通して、地域社会の樹脂リサイクル活動の活性化に取り組んでいます。

第16回SPCOAグリーンアースランの様子





