2026.08.31

タイにおける「環境保全活動」(SSWT)

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タイにおける「環境保全活動」(SSWT)」

当社グループでタイヤ補強用スチールコードの製造・販売を行うSumiden Steel Wire(Thailand)Co., Ltd.(以下SSWT)は、タイの首都バンコクの南東に位置するラヨーン県のアマタシティー工業団地に立地しています。SSWTでは工業団地における環境保全のため、タイ工業団地公社(以下IEAT)と共同で、廃棄ペットボトルのリサイクルや、廃棄線材カバー、廃棄布袋等の再利用、植樹や水生生物の放流等の活動を実施しています。今後も工業団地や他企業と連携しながら、周辺地域に貢献する取組みを進めて行きます。

SSWTのCSR活動推進体制

SSWTの位置するアマタシティー工業団地は、自然豊かで、従来から多くの住民が暮らす地域です。そのため、企業活動においても環境保全や地域の生活への配慮が求められています。SSWTでは、安全・環境に関する部門を設置し、5~10件/年のCSR活動実践を目標に掲げ、年間スケジュールを作成して活動を推進しています。活動の内容は、周辺地域からの要望とIEATの施策を踏まえて決定しています。

廃棄ペットボトルのリサイクル活動

SSWTは、工業団地内の企業グループとともにIEATと連携し、廃棄ペットボトルの分別回収及びリサイクルプロジェクト「AMATA-Re-No-Waste」を推進しています。2025年度は、廃棄ペットボトルからつくられた計1,193個のスクールバッグを、工業団地周辺の5つの小学校に贈呈しました。SSWTでは2025年1月から5月にかけ、計83㎏のペットボトルを分別回収し、寄付しました。この活動により、SSWT内でごみの分別を促進・定着させるとともに、社内の廃棄物を削減できました。また、工業団地周辺の学用品支援により、教育機会の拡大に貢献しました。

※バン・プーサイ学校、ニコム・サントネン・ラヨーン学校、バン・ノン・ラカム学校、バン・マブ・ヤン・ポン学校、バン・マップ・トエイ学校

  • スクールバッグ贈呈の様子

  • ペットボトルからつくられたスクールバッグ

廃棄線材カバーや廃棄布袋等の再利用

SSWTでは、サーキュラーエコノミーのアプローチに基づき、2025年4月から廃棄物削減の取組みとして「Smile Growing Bags Project」を開始しました。この取組みでは、周辺住民の皆様の「野菜の苗木用バッグが欲しい」という要望を受け、廃棄線材カバーなどの廃プラスチックを回収して苗木用バッグを作成し配布しています。2025年5月から2026年1月の期間で、IEAT主催の3件のイベントにて計458個のバッグを配布し、2025年12月にはラヨーン県の天然資源・環境局主催のイベントにて計500個のバッグを配布しました。この活動を通じ、SSWTの廃棄物削減を進めながら、地域社会にも貢献しています。

苗木用バッグ配布の様子

廃プラスチックから苗木用バッグへの再利用

類似の取組みとして、2025年4月から2026年3月には、工業団地周辺の3つの病院へ、SSWT従業員から募った布袋や紙袋計1,483枚を患者が薬や衣料品の持ち帰りに使えるエコバッグとして、寄付しました。この取組みは、袋の再利用により使い捨てプラスチックを削減し、地球温暖化対策に貢献することを目的としています。
廃棄物削減は、タイ政府が国家戦略として掲げているバイオ・循環型・グリーン(BCG)経済においても重要な課題となっていることもあり、今後も周辺地域のニーズを確認しながら取組みを進めていきます。

病院への寄付の様子

工業団地の周辺環境を守る活動

SSWTでは、植樹活動への従業員ボランティアの派遣を通じて、工業団地周辺の緑地の創出と持続可能な生態系の回復・維持に取り組んでいます。2025年6月には、タイのスティダ王妃の誕生日を記念した緑地拡大及び環境保全プロジェクトが実施され、工業団地内の52社から参加した420名を超える従業員ボランティアにより、工業団地敷地内にクイーンズフラワー、タマリンド、ブラックプラム、ブレットウッドなどの縁起の良い植物を計1,000本植樹しました。SSWTからは7名が参加し、植樹活動を通じて温室効果ガスの吸収量を増やすとともに住民にとって居心地の良い環境づくりに貢献しました。2025年8月には、IEATとバンラムン森林保護開発ユニットによる「工業団地周辺の緑地拡大に向けたプロジェクト」が実施され、工業団地に属する企業の従業員や地域住民350名以上が、工場の西側に位置するバンラムン国立保護林へ在来樹計1,000本を植樹しました。SSWTからは8名が参加し、地域の森林回復を図りました。

植樹活動の様子

2025年7月には、工業団地内の貯水池の環境確認を目的とした水生生物の放流活動にSSWTから8名が参加しました。本取組は、アマタシティー工業団地の運営会社及びドック・クライ貯水池水産資源管理グループ、ラヨーン県水産局、パナニコム小地区行政組織の協力により実施され、工業団地内45社以上の従業員ボランティアや地域住民を含む430名以上が参加し、合計60万匹の魚類、海老をドッグ・クライ貯水池へ放流しました。放流した水生生物が生存できる環境を維持することで、持続可能な水資源の保全に繋げるとともに、生物多様性の向上を図っています。
今後も、持続可能な開発を掲げるIEATと連携し、安全で環境に配慮したコミュニティの構築に取り組んでいきます。

水生生物の放流活動の様子

放流した水生生物の種類