太陽光発電のニーズが高まる今、エネルギーは家庭でつくる時代です。
そのような中で、太陽光発電の広がりと共に家庭用蓄電システムが普及し始めています。
ここでは、停電時に生活家電へ電力供給できるだけでなく、太陽光発電の電力も効率よく活用し、電気料金削減に貢献する当社のリチウムイオン蓄電システムの製品の特長についてご説明します。
太陽光発電のニーズが高まる今、エネルギーは家庭でつくる時代です。そのような中で、太陽光発電の広がりと共に家庭用蓄電システムが普及し始めています。
停電時でも生活家電に電力供給でき安心!
災害などで電力会社からの供給が止まっても、蓄電池にたくわえた電気を必要な時に使うことができます。昨今、地震や台風などの自然災害により、毎年のように大規模で広範囲な停電が発生しています。このような停電に遭遇しても、蓄電池にたくわえた電気で生活家電を使用できるので、安心です。電気料金を削減!
電気料金を節約できます。一般的に電気料金が安い夜間に蓄電池へ電気をたくわえ、電気料金が高い昼間にその電気を使えば、その分だけ電気料金を節約することができます。太陽電池により発電した電力を効率よく活用!
太陽光発電の電気をたくわえて、効率よく自宅で使うことができます。太陽光が発電したクリーンな電気を無駄なく活用でき、省エネや電気料金の節約にも繋がります。※本製品は蓄電池単体のシステム(単機能タイプ)です。太陽光発電の利⽤には別途太陽光発電システムが必要です。
鉛電池
この電池は世の中で使用され続けて最も長い歴史があります。主な用途としては、ガソリン車のエンジン起動時に使用されており、低コストで高安全性が特徴です。一方、エネルギー密度が小さいので、同程度の電気をたくわえる場合、他の電池よりも重くて大きくなってしまいます。ニッケル水素電池
この電池はひと昔の携帯電話やモバイルパソコンなどに使用されていました。コストや安全性は鉛蓄電池には及びませんが、エネルギー密度が鉛電池の約2倍大きく、モバイル機器の小型化に貢献しました。リチウムイオン電池
スマホ、モバイルパソコンに主に使用されており、現状、最も世の中に普及している電池となっています。特長は、高いエネルギー密度です。鉛電池の約4倍、ニッケル水素電池の約2倍となっており、モバイル機器の小型・軽量化に大きく貢献しています。開発当初は安全性が低く、コストも高かったのですが、材料開発や生産技術などの技術革新が繰り返し行われ、近年では、高品質を要求される電気自動車へも搭載され、幅広く活用されています。このような電池がある中で、家庭用蓄電池システムの多くには、高いエネルギー密度を持つリチウムイオン電池が採用、搭載されています。
当社独自の電力変換方式(MSC : Minimum Switching Conversion)を用いることで、電力会社から供給される電気を蓄電池へたくわえる、また、たくわえた電気を活用する際に発生する、直流と交流の変換ロス(熱損)を最小化することができます。これにより、不要な冷却装置や無駄なスペースを省くことができ、業界最小、最軽量の蓄電システムの製品化に成功しました。一般的なエアコン室外機よりも小さいため、狭小敷地、屋内やベランダ空きスペースへの取り付け、さらにはマンションへの取り付けも可能となります。また、コンクリート基礎工事が不要なため、最速半日での取り付けが可能です。
エアコン室外機(8畳〜10畳向け)
体積比で最大約30%減※
※当社調べ
家屋裏手、出窓下、屋内階段下の空きスペースはもちろんのこと、屋内や戸建てのベランダ、マンションへの設置も可能です。
最小スペース設置の場合(フィルター交換時は除きます)
※風通しの悪いところに設置された場合、本体内の温度保護により運転停止する場合があります。ケーブル配線接続時・取り外し時に必要なスペースについては、工事説明書を参照ください。
経済性重視=エコノミー設定
環境重視=エコロジー設定
※特定コンセントに約300Wの家電が接続されている場合のおおよその目安です。蓄電池の充電状態、その他の条件で変わります。
液晶テレビ1台 ➕ LEDライト1台 ➕ 冷蔵庫1台 ➕ 扇風機1台 or 電気毛布1枚 ➕ スマートフォン4台
※上記は一例であり、消費電力はメーカ・機種により異なります。
住友電工が100年以上の歴史の中で、電力線や通信ケーブルなどを通して培ってきた、電気を安全に無駄なく効率よく伝達する技術を応用して、電力変換時のロスを最小化する技術を新たに発明し、家庭用リチウムイオン蓄電システム「POWER DEPO®Ⅲ」の製品化に至りました。当社では、系統電力ピークシフト等に役立つ大型のレドックスフロー電池、電力線を通信回線としても利用するPLCやエネルギーを最適運用するためのEMSなど電力、エネルギーに関するお客様の各種課題に対して、発電・蓄電・送電などトータルソリューション提案ができることを目指しており、その中でも、「POWER DEPO®Ⅲ」は大きな役割を担っています。