2011年9月30日 11:00
今年も東海ゴム「さんさん出前劇場」が始まりました。
東海ゴムで社会貢献推進を担当している戸成です。
前回は「東海ゴムの森づくり」について報告させて頂きましたが、今回は東海ゴムプレゼンツ「さんさん出前劇場」についてご紹介します。
「さんさん出前劇場」とは、地元名古屋発で多くの皆さんの支持を得ている劇団「ひと組」との協働により、知的障がい者施設で出前公演を開催するイベントです。
観劇をする機会が限られている知的障がい者の皆さんに、演劇の楽しさ、素晴らしさを感じて頂く場を提供する、家族の皆さんに、安心して一緒に演劇を楽しんで頂く機会を提供することにより、知的障がい者及び家族の皆さんの心豊かな生活の実現に貢献したいとの思いから、2008年にスタートしました。
2008、2009年度は公募により愛知県10箇所で、2010年度は愛知県9箇所、三重県1箇所で公演し、今年は愛知県8箇所、三重県1箇所、静岡県1箇所で公演を計画しています。
8月23日には、東海ゴムの松阪製作所がある三重県の障がい者支援施設「風の丘」で出前公演を行いました。約100名の方に参加頂き、昔話をモチーフにした創作劇「わらしべ長者じゃ」を楽しんで頂きました。身の回りのものを使ったパフォーマンスに皆さん釘付けでした。
公演終了後には、皆さんから手作りのプレゼントを頂いたり、「またきてください」、「東海ゴムさんありがとう」の握手攻めでした。
今年で4年目を迎えますが、施設のスタッフの皆さんが異口同音に驚かれるのは、利用者の皆さんが1時間集中して観劇されることです。数々の賞を受賞されている演劇集団「ひと組」の力量のなせるわざだと思いますが、劇団を主宰するながたひとしさんが言われた、「変に意識しないことが大切で、本物は必ず楽しんでもらえる」との言葉を改めて実感しました。
公演の後には、施設からの礼状と一緒に利用者の皆さんからお手紙や絵を頂くことが多いのですが、必ず「また来てください」とお願いがそえてあります。多数の施設から応募が有り、新規の施設を中心に選んでいますので期待に応えられず心苦しく感じています。ささやかではありますが、東海ゴムは今後も、知的障がい者の皆さんに楽しんで頂ける機会を提供し続けていきたいと思います。
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東海ゴム工業株式会社
2009年に創立80周年を迎えた当社(愛知県小牧市)は、主力である自動車用部品をはじめ、事務機器用精密部品、各種産業用製品等、ゴム製品の材料複合化技術や高度な加工技術を応用した製品を産業界に供給しています。世界4極体制、海外8ヵ国に生産拠点を広げ、世界同一品質・世界No.1品質の実現を目指しています。
東海ゴム工業(株)Webサイト http://www.tokai.co.jp/