インピーダンス・電圧降下

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インピーダンス・電圧降下

型番 SAL
SKLW
SAL-L
SKLW
-L型
SML型
(特殊品)
連続
定格
電流
(A)
(90℃)
短時間
許容
電流
(A)
インピーダンス
(Ω/km)20℃
電圧
降下式
(V/km)












200×2条         1050 2100 0.0531+j0.2901 0.375×l
170×2条+
(150×1条)
        950 1900 0.0415+j0.1166 0.179×l
170×2条         950 1900 0.0624+j0.2980 0.396×l
200       650 1300 0.0928+j0.3271 0.469×l
170       600 1200 0.1092+j0.3332 0.498×l
170+
(100×2条)
        600 1200 0.0502+j0.0582 0.130×l
170+
(150×2条)
        600 1200 0.0395+j0.0548 0.112×l
110       450 900 0.1688+j0.3496 0.597×l
110+
(150×2条)
        450 900 0.0453+j0.0566 0.122×l
85       410 820 0.2184+j0.3594 0.676×l
85+
(60×2条)
        410 820 0.0906+j0.0653 0.193×l


架台のみ 2.5 5 2.5 5 5.5  
導体込み 4 8 4 8 7  
支持間隔(m) 3 2.5 3 2.5 5  
標準単長(m) 6 5 6 5 5  

(注)

  1. ○印は常用サイズを示し、重量は◎サイズを示す。
  2. インピーダンスは相間隔300mm、力率0.8、60Hzとする。
  3. 短時間許容電流は3分以下の通電時間とする。

低インピーダンス剛体トロリー

線路が長距離化し、電流容量が大きくなりますと電圧降下の増大が問題になってきます。
当社はこの問題に対処するため従来と異なる給電方式をとり入れて経済的に電圧降下を減少することのできる画期的低インピーダンス剛体トロリーを開発しております。
一般の架線方式では大電流容量化に伴う電圧降下を防ぐ方法として

  1. トロリー線およびき電線を太くする。
  2. トロリー線の条数を増やす。
  3. 新しくき電線を増設すると同時に給電点を増す。

電圧降下をもたらすインピーダンスは大部分が誘導リアクタンスであるため上記諸対策のうち1.および2.の方法は効果が少なく、また3.の対策も電線間隔を大きくする必要があり、それだけ支持物(構築物)が大となり不経済となります。
このためクレーンやアンローダーに進相用コンデンサーを並列に設置している例もありますが、トロリー線上の負荷点や負荷電流がたえず変動すること、起動・停止が頻繁で起動時の大電流による電圧降下を保障するには大容量コンデンサーを必要とし起動後は過補償となることなどの欠点があり適当な容量値の決定が困難です。
したがって、トロリー線のインピーダンスを大幅に減少させる何らかの方法を見出すことが必要です。当社の低インピーダンス剛体トロリーは、剛体トロリーに絶縁式補助線をそわせ、これにトロリー線と位相の異なる電流を流すことによりリアクタンスを小さくし、電圧降下を減少することをはかった経済的でしかも画期的な低インピーダンス剛体トロリーです。

低インピーダンス剛体トロリー(補助線1条)

低インピーダンス剛体トロリー(補助線2条)

低インピーダンス剛体トロリー補助線配置参考図

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