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架橋技術
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絶縁材料として使われているポリエチレンは電気的な破壊が生じにくい点や加工がしやすい点など優れた特長を持っています。
しかし、ポリエチレンには熱に弱いという最大の弱点があり、
これは半田の熱、ワニス処理の熱などの高温にさらされると大きな損傷を生じてしまいます。
そこで、このバラバラの分子構造のポリエチレンに電子ビームを照射すると・・・
水素原子がはじき飛ばされ、隣接する炭素原子同士が3次元的に結合し、網状構造を形成します。
これを架橋と呼んでいます。
この架橋技術により、分子は互いに拘束され、形状が安定します。つまり熱に強くなったと言えるのです。
住友電工は日本で初めてこの技術開発を行ったことで世界的に知られています。