11月7日に今年度の第2四半期決算を発表しました。
社長就任後初めての記者の方々を前にした決算発表ということもあり、少々心配もしておりましたが、まずはほぼ計画通りの数字を出せたことに胸を撫で下ろしております。
この上期は、中国等の海外を中心に自動車用ワイヤーハーネスや防振ゴムの需要が堅調に推移し、超硬工具や光ファイバ・ケーブル等の需要も増加、前期悪化した携帯機器用FPCはコスト低減の効果もあり、回復しました。このような環境の下、当上半期の連結決算は、売上高は1兆4,592億円(前年同期比+1,471億円)、営業利益は657億円(同+186億円)と過去最高益となり、経常利益は750億円(同+139億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は424億円(同+36億円)と、それぞれ前年同期比増となり、事業による凸凹はありますが、当社グループ内すべてのセグメントが増収増益となる順調な結果となりました。
これを受けて、当期の中間配当金につきましては、年初公表通り、前年同期に比べ1株当たり4円増配の21円とさせていただきました。
しかし、世間一般的には株価が大きく上昇するなど全体的に好調に思われがちですが、現実の競争は一段と激化しており、また、さまざまな事業においてパラダイムシフトが起ころうとしている中、決して楽観視できる状況ではないことは承知しております。まずは、松本会長がこれまで徹底してこられたSEQCDD(*)を継続して強化し、外部環境変化にも左右されない強靭な企業体質づくりに取り組みたいと考えております。
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